Vehicle Managerの仕組み

 NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、企業のお客さま向けの車両運行管理のIoT Platformサービスのラインアップとして「Vehicle Manager」を、2016年8月29日に提供を開始します。





1.背景

 昨今、営業車両を保有する企業において、安全運転に対する意識と運行管理の重要性の高まりをうけ、NTT Comは2016年4月より営業車両の運行管理を車載器を設置することで行えるIoTトライアルパック「Connected Vehicle」を提供してきました。トライアル提供を行う中で、「全社をあげて事故防止施策を行いたい」、「車両台数を適正化してコスト削減につなげたい」、「ドライバーが今どこにいるかを把握したい」といったテレマティクス(*1)サービスのニーズが高いことから、商用サービスを提供開始します。





2.概要

 本サービスは、通信機能やGPS機能を内蔵した小型車載器を営業車両に設置することで、車両ごとの運行日報や運転傾向分析、車両稼働実績などをアプリケーション上で閲覧・管理することができます。これらの機能により、車両運行状況の管理や安全運転の確保が容易となるほか、交通事故削減による事故処理費用や自動車保険料などの関連コスト削減、エコドライブによる燃料費削減にもつながります(図1参照)。本サービスはスマートバリュー社との協業により実現するものです。



図1:Vehicle Managerの仕組み

https://www.atpress.ne.jp/releases/110578/img_110578_1.jpg





3.「Vehicle Manager」の特長

(1) 車両管理担当が必要な機能をまとめて提供

 運行日報や運転成績表([別紙]図2参照)、車両稼働実績、ヒヤリハットマップ、車両所在マップなど、総務の車両管理担当者の方々が必要とする機能を、アプリケーション上で提供します。また、規定速度の超過、急アクセル/急ブレーキ、長時間のアイドリングなどが発生すると、所定の管理者に通知メールが送信されます。これにより、Web画面を閲覧せずとも危険な運転を把握することができます。



[別紙]図2:運転成績表、運行日報イメージ

https://www.atpress.ne.jp/releases/110578/att_110578_1.pdf



(2) 車載器の設置時間は約10秒、手間のかかる取り付け工事不要

 車載器はワンタッチで設置でき、設置した瞬間からサービスを利用できます。手間のかかる取り付け業者の手配や、車両の利用時間の調整など、全く必要がありません。車両入替の際も、新しい車両に車載器を差し替えるのみです。



(3) 車載器、アプリケーション、セキュアなモバイル回線などをワンストップ提供

 車載器やアプリケーション、モバイル回線などを一括提供します。

 インターネットを介さないArcstar Universal Oneモバイルにより車両からデータを収集することにより、セキュアに本サービスを利用いただけます。





4.提供料金[メニュー/提供価格(税抜)]

・Vehicle Manager

初期費  :¥35,000/車載器

      ¥1,500/延長ケーブル

月額利用料:¥1,500/車載器





5.提供開始日

2016年8月29日





6.申込み窓口

IoTポータルからご連絡いただくか、当社営業担当者にお問い合わせください。





7.今後の予定

APIによるデータ連携をはじめとしたサービス機能の拡充をはかってまいります。





【参考】

[別紙]図3:NTT Com IoT Platformサービスのラインアップ

https://www.atpress.ne.jp/releases/110578/att_110578_1.pdf





【関連リンク】

■Vehicle Manager

http://www.ntt.com/business/services/cloud/iot/iot.html

■IoTポータル

https://developer.ntt.com/iot

■Arcstar Universal One モバイル

http://www.ntt.com/business/services/network/vpn/vpn/mobile.html





*1:Telecommunication(通信)+Informatics(情報科学)

自動車などの移動体に通信システムを組み合わせて、情報サービスを提供すること。



(記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です)
情報提供元: @Press