古市泰宏氏死去=mRNA研究、81歳
時事通信社 2022年10月09日 22:17:19
古市 泰宏氏(ふるいち・やすひろ=新潟薬科大客員教授・分子生物学)8日午前8時48分、病気のため神奈川県鎌倉市の自宅で死去、81歳。富山市出身。葬儀は10日に家族葬で行われる。喪主は妻郁子(いくこ)さん。後日お別れの会が開かれる予定。 69年から国立遺伝学研究所(静岡県三島市)に在籍。米国に渡り、70年代に、遺伝情報を伝える物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」にキャップと呼ばれる構造の物質を発見した。キャップは細胞内でたんぱく質が作られる効率を上げる役目を果たしており、発見は新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチン開発に重要な役割を果たした。 (了)【時事通信社】
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記事名:「 古市泰宏氏死去=mRNA研究、81歳 」