ロシア部隊、国境近くに残留=ウクライナ侵攻を警戒―英分析
時事通信社 2022年02月18日 14:14:33
英紙ガーディアン(電子版)は17日、対ウクライナ国境付近に展開したロシア軍が一部撤収したとするロシアの発表について、英国は懐疑的な目を向け、警戒感を強めていると報じた。複数の英当局者の話として伝えた。 同紙によれば、英政府はウクライナ国境近くに集結したロシア部隊の半数近くが国境から30マイル(約48キロ)以内にとどまっていると分析。さらに、14の大隊からの応援部隊が到着しつつあるとみており、ロシア側の撤収発表と矛盾している。 一方、ウクライナの隣国ベラルーシでも、ウクライナ国境から5マイル(約8キロ)の地点で、川を渡るための仮設の橋が過去数日間に架けられたといい、異例の軍事活動とみられている。 英国は米国とともに、この仮設の橋に着目。ウクライナは地理的に川が交差した土地であるため、仮設の橋がなければ、川がロシアの地上侵攻に対する「障害」として機能する可能性があった。英当局者は「(橋を架けるという)活動は極めてまれであり、過去の軍事訓練とは異なる点だ」と危機感を表した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシア部隊、国境近くに残留=ウクライナ侵攻を警戒―英分析 」