知的障がいや発達障がいのあるこどもたちも使いやすい機能を備えた「やさしいランドセル」
「どんな子どもたちも使いやすい」をテーマに、知的障がいや発達障がいのあるこどもたちも使いやすい機能を備えた「やさしいランドセル」を、ヒュンメル公式オンラインショップで受け付けています。
9月で予約受付期間を終了する予定でしたが、特別支援学校に行くか、地域の小学校に行くかが決まるのが年明けになるという声が届いたことを踏まえ、受付期間の延長を決定いたしました。
■「持ちたくても持てない」ことがきっかけ
今回発表のランドセルは、「手先が不器用だったり、力が弱かったりして、ランドセルを持ちたくても使えない子どもがいる」という話を知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」の吉澤 昌好コーチから聞いたことがきっかけ。つまむ動作が苦手な子どもも簡単に操作できる軽量ランドセルを目指し、ふわりぃランドセル(株式会社協和)と2年におよぶ試作を続けました。
まず、ランドセルの下部にあるカブセを固定する錠前にマグネット式バックルを採用したり、ランドセル内ポケットのファスナーの引き手も大きくすることで、指先が不器用な子どもでも扱いやすいようにしました。また、小学1年生でも、教材に水筒や体操服などを入れるとランドセルの重さは4-5kgにもなることから、体格の小さな子どもも安心できる、丈夫で軽いランドセルを目指し、付属品を除いた本体の重量は約960gとふわりぃでも最軽量クラスのランドセルになりました。
また、発達障がいの中でもADHD(注意欠如・多動症)の子どもは、整理整頓が苦手で、忘れ物が多いという傾向や課題があるため、忘れ物防止に繋げるバッグインバッグを共同開発。収納スペースごとに入れる荷物をイラストカードで表示。曜日や季節、または学年や行事に応じて増える荷物にも対応します。
■やさしさの詰まったランドセルに今回、開発にあたって、トラッソスのスクール生の保護者には何度もヒアリングを行い、改良を重ねました。来年度から小学生の息子がいる北見さんは、完成品を手に、「うちの子は、普通のランドセルだと開閉がうまくできなくって。軽さの面からもランドセルリュックを検討していたのですが、『みんながランドセルを背負っているのに、なんで僕はリュックなのかな』って思うだろうな」と使いやすい軽量タイプのランドセルを持つ子どもを見て笑顔に。
トラッソスの吉澤さんは、「学校に行く前も学校に行ってからも、荷物の出し入れが簡単にできて、時間をかけないでできると、『早くしなさい』という声もかからずに済みますよね。子どもたちにとっては、すごく心的な部分でもやさしいと思うんですよね」と笑顔に。誰もが使いやすい、やさしさのつまったランドセルが完成しました。
■商品情報
ヒュンメルのやさしいランドセルは、ヒュンメル公式オンラインストア限定で予約受付中。
2月15日まで予約を受け付け、商品のお届けは、3月上旬を予定しています。
やさしいランドセル
価格 : 74,800円(税込)
カラー: ブラック、ビビッドピンク
サイズ(内寸)幅23.5×マチ13.0×高30.5cm、A4フラットサイズ対応
主素材: 人工皮革(クラリーノ(R)エフ)
重量 : 約960g(付属品を除く)
生産国: 日本
保証 : 6年間無料修理保証あり
(画像はプレスリリースより)
【参考】
※公式サイト
https://www.hummel.co.jp/randoseru/ 情報提供元: WomanSmartLife