三菱電機 霧ヶ峰PR事務局では、使い始めのエアコンの使用状況に関する調査を実施しました。
その結果、6割以上の方が、使い始めのエアコンの嫌なニオイを感じていることが判明。
今回は、快適に梅雨時期や夏を過ごすために、使い始めのエアコンの嫌なニオイを簡単に軽減する方法をご紹介します。

エアコンを使い始めたときに、風のニオイが気になったことがある人63.5%
調査によると、「エアコンを使い始めたとき、エアコンの風のニオイが気になったことがある」人が63.5%と多いことが分かりました。
しかし、一方で「対策をしていない」、「対策をしたいが、どうしたらいいのか分からない」人が44.9%と、解決方法が分からなかったり、そのまま放置したりしている方が4割以上もいることが明らかとなりました。

嫌なニオイの原因は、「室内のニオイ」と「カビ」!?
久しぶりにつけたエアコンの嫌なニオイは、大きく「室内のニオイ」と「カビ」の2種類に分類することができます。
エアコンを運転すると、室内の空気と一緒に壁やじゅうたん、家具、衣類など室内のあらゆるものに染み込んだニオイの成分がエアコン内部に吸い込まれます。
これが混ざることで悪臭になりエアコンの風のニオイとして出てきます。

また、例えば昨年の夏にエアコンを使用した際にできたカビが残り、今年の梅雨の時期を通じてさらに繁殖することで、エアコンをつけ始めたときにカビのニオイを感じることがあります。

【嫌なニオイ軽減法】窓を開けて、エアコンの設定温度を最低温度に設定し、1時間の冷房運転をするだけ!
窓を開けた状態で、エアコンの設定温度を最低温度に設定した上で1時間程度の冷房運転をすると、エアコン内部で結露した水が熱交換器に付着したニオイ成分を洗い流してくれます。
また、カビのニオイを抑えるためには、まずカビを取り除くことが必要です。

①吹き出し口付近のカビを拭き取り、冷房運転してカビのニオイが軽減されたか、確認してください。
②①でも改善されない場合は、通風路の手が届かない場所やファンにカビが生えている可能性があるので、お買い上げの販売店またはメーカーの修理窓口に問い合わせて室内機の内部を洗浄してもらってください。
③カビが取り除かれたら「内部クリーン」を設定してください。

絶対にやってはいけないNG行為
三菱電機株式会社では、ニオイが改善されない場合に、“エアコンに直接、消臭剤や抗菌剤を吹きかけること”や“お客様自身で内部洗浄”を行わないよう注意喚起しています。

①エアコンに向かって消臭剤や抗菌剤などは吹きかけない
電子基板や室温を検出する等のセンサー部が故障することや熱交換器が腐食※(化学的作用により金属が劣化・損傷)して冷房の効き具合が悪くなるといった性能の悪化につながります。

②エアコン内部の洗浄を自分でしない
誤った洗浄剤の選定・使用方法で洗浄を行うと、樹脂部分の破損や水漏れなどの原因になります。
また洗浄剤が電気品やモーターに接触すると故障や発煙・発火の原因になります。
エアコン内部をキレイにしたい場合はお買い上げの販売店またはメーカーの修理窓口に依頼してください。

本格的な冷房シーズンになる前に、試運転をしてニオイの対処や正常運転の確認をしておきましょう。

【参考】
※三菱電機
https://www.MitsubishiElectric.co.jp/home/kirigamine/special/oshiete/
情報提供元: WomanSmartLife
記事名:「 使い始めのエアコンの嫌なニオイ、対処法とやってはいけないNG行動