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カリブラコアは、 3cmほどの小さな花を咲かせる南アメリカ原産の多年草の植物 です。 咲き方と赤、ピン、白、紫、黄、バイカラー、チョコ色など色とりどりの花を咲かせてくれる ので庭が華やかになりますよ。
4月頃から店頭に並び始め、価格も一株198円〜とガーデニング初心者でも挑戦しやすい価格です。暑さ寒さに強く、一株でこんもりと咲くので成長すると見ごたえがあります。
開花時期は4月〜11月頃まだ長く咲くのも特徴です。 サントリーやサカタのタネなど有名メーカーもカリブラコアの品種改良をしていて素晴らしい品種を生み出しています。
カリブラコアとペチュニアは大きさに違いがあるだけで同じ種類と思われがちですが、 別の種類 になります。 カリブラコアは1990年頃にペチュニア属から派生しています。
見分け方はカリブラコアは花が小さく、葉が小さく花や茎部分がベタベタしていないので手入れがしやすいです。ペチュニアは花が8cmほどで大きく、花や茎がベタベタしています。
どちらの花も初心者向けで育てやすくなっておすすめの花になります。
カリブラコアの魅力は、 夏の暑さにとても強い事とパッと目を引く原色のカラーリングと咲き方 ではないでしょうか。カリブラコアはの咲き方には2パターンあります。
どちらのタイプも、花付きが良く背丈も40cmほどなので、単品で育ててもよし、寄せ植えに使っても使いやすくなっています。
山盛りになって咲くので、一鉢あると庭のアクセントになって華やかになりますよ。
小さくて可愛いカリブラコアは、丈夫で育てやすい植物ですが、「カリブラコアをうまく育てられない」と言った話を聞いたことがあります。 カリブラコアを上手に育てるコツは水やりと刈り戻しです。 ガーデニング初心者でも失敗しないカリブラコアの育て方を紹介します。
カリブラコアは日光の光が大好きで、日当たりのいい場所に置いておくとグングン増えていきますよ。 6時間以上は日に当ててあげたいですね。日当たりが悪い場所だと、間延びしてしまうためうまく育ちません。 真夏の直射日光が長時間当たる場所や西日が直接当たる場所には置かないようにしましょう。
カリブラコアは、 ナスカの直物なので水はけがよく肥料分が豊富に含まれている弱酸性の土が好きです。 市販の花と野菜の培養土でも大丈夫です。自分で作るときは赤玉土小粒4、酸性調整済みのピートモス4、腐葉土2の割合で配合するとよいですよ。
ナス科の植物は 同じ場所に植え続けてしまうと連作障害を起こしやすくなっています。 土を再利用したい場合はPH値を調節してくれる、赤玉土小粒かピートモスを混ぜて調節します。
水やりのコツは、 土が乾いたらたっぷりと水やりをしてメリハリを付けましょう。 水を上げすぎると根腐れを起こしてしまいます。 カリブラコは水が欲しいときは葉が縮み垂れ下がるのでわかりやすいです。
水やりの頻度は土が乾いたら鉢底から水が出るぐらいたっぷり与えます。 真夏は水切れを起こしやすいので涼しい朝と夕方に水やりします。
地植えの場合は雨ざらしで大丈夫ですが、梅雨時期は根腐れを起こしやすいので、雨よけを作ってあげるとよいでしょう。 水やりをする時は真上から水をかけないで、根元に優しくかけてあげると病気になりにくいですよ。
花が終わった後の花がら摘みは、手間がかからないように品種改良されているので、 基本的にカリブラコアは必要ありません。 ですが、花がらを摘んだほうが 見栄えがよく、害虫が発生しにくい ので我が家では、花が終わったら花がら摘みをしています。
秋口になると種ができ始めるので、種を取りたい場合は花が終わった花弁だけを取り、種ができるまで放置していますね。
夏時期にカリブラコアをダメにしないように、 梅雨に入る前に行うのが切り戻しです。 暑さに強いカリブラコアですが、 蒸れには弱くなっています。
伸びすぎて形が崩れてしまったり、枯葉が目立ってきていたりしたら、思い切って刈り込んでしまいましょう。 刈り戻しした後はだいたい3週間ほどでこんもりと咲いてきますよ。
刈り取った後の花は水を入れた容器に入れて切り花として楽しめます。
カリブラコアは病害虫に強いですが、管理が悪いと厄介な害虫の被害にあってしまいます。大切なカリブラコアを 病害虫から守るために風通しには気を付けましょう。
かかりやすい病気は、 うどんこ病と灰色カビ病です。 カリブラコアは、 アブラムシが付きやすい のでベニカスプレーをかけて対処するか、植え付けの時にオルトランを土に混ぜておくと安心ですよ。
カリブラコアの 植え付けや増やすのに適した時期は、3月〜9月の暖かい時期 になります。 真夏の暑い時期は避けるようにしましょう。 生命力が強いカリブラコアは、この時期であれば植え付けや種まきをしても成功率が高くなりますよ。
カリブラコアの増やし方は種まきと挿し木です。 秋頃に出来た種を袋などに保存しておき、3月〜4月に花と野菜の培養土を入れた鉢に種をまいて水やりをすると、発芽してグングン成長していきます。十分に成長するまでは乾燥させないようにしましょう。 種が固いので発芽率を上げたい場合は、やすりなどで全体に傷をつけておくとよいですね。
挿し木は刈り戻しをした時にでた茎を土にさす方法 で、元気な葉が付いている茎に水を吸わせてから培養土などに刺して水やりするだけで初心者でも簡単に増やせます。
カリブラコアは種苗法で保護されている植物なので、人にあげたり、フリマサイトなどで売ったりせず、あくまで自宅で楽しむようにしましょう。
春から秋にかけて、小ぶりで可愛らしい花を咲かせてくれるカリブラコアは、咲き方やカラーバリエーションが豊富で庭を鮮やかに彩ってくれますね。暑さ寒さに強く、病害虫も付きにくくなっているので、ガーデニング初心者でも簡単に育てられますよ。
メリハリを意識した水やりと梅雨前の刈り戻しをしっかりすれば、元気に育ってくれます。これからの時期園芸店で取り扱っていますので、お気に入りのカリブラコアを見つけて育ててみてくださいね。
余暇プランナー
園芸店で1つのサボテンに出会ってから、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまった茨城在住の主婦です。 多肉植物を育て始めて4年目を迎え、気が付いたら150種類以上の多肉植物と暮らしています。 季節ごとに違う姿を見せてくれる多肉植物に癒されますよ。 今まで育てた経験を生かし、多肉植物の魅力をお伝え出来たらいいなと思い、植物系ライターを始めました。多肉植物の育て方や寄せ植えの仕方、トラブルの対処方法について執筆していきたいと思います。
【ガーデニング】夏に強くて育てやすい!園芸初心者でも簡単な「カリブラコア」をご紹介