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ロウバイは 蠟で作ったような透明感がある花弁と香りが特徴のロウバイ科の落葉低木 です。 原産国は中国 で、水仙、梅、山茶花に並ぶ雪中四友の一つです。江戸時代初期に日本に渡来し、現代まで冬の花として楽しまれています。生け花や庭木などに人気がありますよ。
寒さが厳しい時期にほかの花より先に咲くので、縁起のよい花といわれています。 花色は黄色や白で、開花時期は12月~2月頃、樹高は4ⅿぐらいまで成長します。
よい香りなので、香水や芳香剤にも使われています。
ロウバイは名前に梅が入っているので梅を同じ種類と勘違いされやすいですが、実はまったくの別物です。ロウバイと梅の違いをまとめました。
ロウバイと梅は生育サイクルも違っているので、比較してみると別物ですね。
ロウバイの花言葉は慈しみ、ゆかしさ、先導、先見です。
花が少ない真冬にほかの花より早く開花する様子や、花が下向きに咲く姿に奥ゆかしさを感じさせてくれことが花言葉の由来になりました。
ロウバイは風水でも金運や家庭運が上がるとされていて縁起がよいので、開業祝いや新築祝いにも喜ばれますよ。花言葉に怖い意味はないので大切な方にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
可憐で可愛らしい花を咲かせるロウバイですが、 全体にアルカノイド系のカリカンチンという神経毒 を持っています。誤飲すると呼吸困難やけいれんなどを起こす可能性があります。
人だけじゃなく、 ペットにも有毒 です。ペットが誤飲しないように、室内に飾る場合は置き場所など工夫しましょう。
毒と聞いて怖いイメージを持たれてしまいがちですが、 蕾は漢方薬の原料に も使われています。
日本の気候にも合っていて、日当たりがよければほったらかしでも花を咲かせてくれるロウバイは、ガーデニング初心者でも育てやすいですよ。丈夫で手のかからないロウバイの育て方をご紹介します。
ロウバイを実際に育ててみて、花が咲かないなどのトラブルへの対処法もまとめました。
ロウバイは 日光が大好きな植物 です。通年で日当たりのよい場所に置いてあげましょう。日陰でも育てられないことはないですが、花付きが悪くなってしまいます 。最低でも6時間以上日光が当たる所に置いてあげてください。
地植えする場合は、大きく育つので植える場所はよく考えたほうがよいでしょう。また、移植を嫌う性質があります。
ロウバイの水やりは簡単で、 鉢の土が乾いたら鉢底穴から水が出るぐらいたっぷりとします。
成長期になる 4月〜10月まではこまめに水やりします。 地植えの場合は、植え付けから2週間ぐらいまでは乾燥を防ぐために水やりしますが、根付いた後は降雨に任せてしまって大丈夫です。
ロウバイは 過湿に弱いため、水はけのよい土を好みます。 土の性質は選ばないのであまり神経質にならなくても大丈夫です。 植木用の用土も使えますが、自分で土を作るときは 赤玉土小粒8:腐葉土2の割合で混ぜ合わせます。 地植えにするときは、植え付ける 2週間前ぐらいに腐葉土と有機肥料を混ぜて スコップなどで耕しておきます。
肥料は植え付けのときに、元肥として マグアンプなどの緩効性化成肥料か油粕などの有機肥料 を土に混ぜておきます。成長期の 4月〜5月と8月〜9月に追肥し、12月の厳しい寒さを乗り越えるために寒肥 として油粕を根元から離して与えます。
基本的にロウバイは 大きくなっても樹形が整っていているので、剪定は簡単 です。剪定時期は花が咲き終わった 2月〜3月か、葉が落ちる11月にしましょう。
混みあった古い枝や形が崩れて見える枝を切っていきます。幹のところに出てくるひこばえは景観を損なうのと、木自体の栄養がひこばえに取られてしまうので、枝を切るときに一緒に切ってしまいましょう。
ロウバイは、病害虫の被害にあいにくいです。葉が黄色や黒になるときがありますが、土の水はけが悪くなっているか土が古くなって固くなっている場合があるので、何年も植え替えていないなら2月〜3月、または11月に植え替えをし、土を新しいものに交換して様子を見てみましょう。
ロウバイの花を楽しみにしていたが、花が咲かなかったという悩みが出てくる場合も。よくある花が咲かない原因をまとめました。
ロウバイは、 開花するまで5年ぐらいかかる 場合があります。個体によっては10年以上の時間がかかることもあるので、ロウバイが成長するまで気長に待ちましょう。
ロウバイの花が咲かない原因の一番多いのが、日照不足です。耐陰性はありますが、日照時間が足らないと花芽が作れず、花の数が少なくなってしまいます。
置く場所を変えて、よく日光に当ててあげましょう。
植物が花を咲かせるには大量の養分が必要です。そして、使った養分を補うのに肥料を与えます。
何年も追肥をしていない場合、花付きが悪く花が咲かない場合があります。 花芽が作られる4月〜5月、8月〜9月に追肥をしてみましょう。
剪定する時期を間違えると花が咲かない原因になります。 剪定時期は2月〜3月です。 それ以外の時期だとせっかくできた花芽を切ってしまうので、花が咲かなくなってしまいます。
冬の澄んだ青空に、黄色い花がよく映えるロウバイは見ていてとても元気が出ます。
病害虫などの被害にあいにくく、丈夫で手間がかからないロウバイは、庭木や盆栽などで育てることができますよ。
縁起がよいので、正月飾りやお祝い事のプレゼントにしても喜ばれますね。可愛らしくてよい香りがするロウバイをぜひ育ててみてください。
余暇プランナー
園芸店で1つのサボテンに出会ってから、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまった茨城在住の主婦です。多肉植物を育て始めて4年目を迎え、気が付いたら150種類以上の多肉植物と猫2匹と暮らしています。 季節の花と多肉植物を育てながら 今までの経験を生かし、ガーデニングの伝えるため植物系ライターを始めました。植物の育て方や寄せ植えの仕方、トラブルの対処方法について執筆していきたいと思います。 最近、VTuberにハマっていて、昔から得意だったハンドメイドで自分なりの推し活を楽しんでいます。簡単に作れる推しグッズをご紹介します。
【ガーデニング】冬の青空によく映えるロウバイ♪ 育て方や花言葉をご紹介