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そもそも、ディアウォールが何かご存知でしょうか? ディアウォールは2×4の木材の両端に取り付け、内蔵されたバネで突っ張り棒のように壁に柱を立てるアイテム のことです。
賃貸住宅のように、壁に穴を開けるなどの傷をつけられない場所でも簡単に柱が立てられます。
2本柱を立って、その間に棚板を取り付ければ本棚やディスプレイ棚が完成するので、とても手軽に本格的なDIYが楽しめるので人気のアイテムです。
ディアウォールと似た商品にラブリコがあります。 ラブリコもディアウォールと同じように突っ張り方式で柱を簡単に立てられるアイテムです。
以下にディアウォールとラブリコそれぞれの特徴を並べてみました。
このように、用途によって少しずつ違いがあるので、どのような使い方をするかでディアウォールとラブリコを使い分けると良いでしょう。
ディアウォール棚はDIY初心者でも作りやすい家具です。
簡単に作り方を解説しますので、ご覧ください。
まずは、取り付ける天井高さを測定します。
ディアウォールは、 天井高さ-38mmに短くカットした2×4材を使って柱を立てる ので、正確な高さをメジャーで測定しましょう。
また、一緒に設計図も作成し、必要な材料を洗い出してからホームセンターや通販で購入すると買い忘れや買い間違いが防げます。
先ほど測定した天井高さから38mm引いた長さで、2×4材をカットします。
自分でカットする自信がない方は、ホームセンターでカットしてもらうと良いでしょう。通販サイトによっては希望の長さでカットしたものを宅配してくれるところもありますので、そちらを利用するのもおすすめです。
カットした2×4材の両端にディアウォールを取り付けて壁に設置します。
設置する際は、以下の手順で行いましょう。
以上の方法で完了です。
最後は柱が傾いていないかなどを確認しましょう。
ディアウォールでもう1本棚を立てたら、その間に棚板を固定すればディアウォール棚の完成です。
棚板を固定する場合は、L字の金物で固定するとしっかりした棚ができます。
また、有効ボードやハンガーパイプも取り付けることができるので、自分のアイデアしだいでオリジナルの壁面収納を作れますよ。
ディアウォール棚でできる作品について紹介します。使い方とアイデア次第でおしゃれで実用的な棚が作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
リビングで空いたスペースに棚を作れば、ちょっとした小物や観葉植物を飾れます。
賃貸住宅の壁は全面白が多く、殺風景な印象が強いですが、 ディアウォールで棚を作っておしゃれな部屋に作り替えることも可能 です。
2×4材を短くカットし、キッチンカウンターの上に調味料や食器をディスプレイする棚も作成可能です。 おしゃれにディスプレイすればカフェ風のインテリア になるので、SNSでも挑戦している方がたくさんいます。
ディアウォールを洗面所に立てて、パイプハンガーやアイアンバーと組み合わせれば、 バスタオルやフェイスタオルを掛けられます 。また、アイアンバスケットやフックをとりつければ、歯ブラシ置きやドライヤーホルダーもできるので、洗面所をよりすっきりした空間にできるでしょう。
玄関で使うなら、鍵や傘をかけられるようにS字フックをプラスしたディアウォール棚がおすすめです。家を出る時にすぐに手に取れる高さに取り付ければ、忘れ物も少なくなるでしょう。
ディアウォールで柱を1本立てれば、掛け時計を固定することができます。
賃貸住宅では壁に穴を空けられないため、時計を掛けられないと諦めている方も多いかもしれません。ディアウォールを使えば、固定した柱に金具を取り付けて時計をかけられます。柱を塗装したり、壁と同じ壁紙を巻けばおしゃれに時計を飾れるので試してみてくださいね。
ディアウォールを使う際の注意点をまとめました。用法を守って安全に使用するようにしましょう。
ディアウォールに取り付ける棚は両サイドに立てた柱の+4cm以下にしなければなりません。 それ以上の奥行きにしたり、重いものを乗せたりするとディアウォールが重さに耐えきれずに天井から外れて倒れたりする可能性があります。
使い方には注意しましょう。
ディアウォールに棚を取り付ける際は、水平かどうかをチェックしてから取り付けるようにしましょう。ホームセンターでも売られている水平測定器やスマートフォンでも水平を図るアプリがあります。
きちんと測らずに取り付けると、棚が傾いたまま固定されてしまうので、必ず水平は確認してくださいね。
先にも述べましたが、ディアウォールは壁際に設置して使うことを想定して作られているので、間仕切り壁として使うのはNGです。
間仕切り壁を作るならラブリコなど他のアイテムを使ってDIYするようにしましょう。
ディアウォールは、畳やクッションフロアのように柔らかい床では使用しないようにしましょう。
ディアウォールは天井と床で突っ張って柱を固定するアイテムなので、床が柔らかいと突っ張る力が弱まってしまいます。そうなると倒れる危険性が高くなるので、必ずタイルやフローリングのように平らで硬い床材の上で使うようにしてください。
ディアウォールは、材料を揃えれば簡単に棚を作れる便利なDIYアイテムです。賃貸住宅ではもちろん、持ち家でも壁を傷つけたくない人にもおすすめします。
ディアウォールはカラーバリエーションもいくつかあるので、自分のインテリアテイストにあった色を選び、木材も塗装すればより本格的なDIYが楽しめますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
余暇プランナー
岡山県在住の副業webライターEMEです。本業では建築設計事務所のCADオペレーター。 大学卒業後、縁があって就職した建築業界にどっぷり浸かり、 ライターも建築・インテリア・家具メインでコラム記事を書いています。 プライベートは愛猫2匹とのんびり暮らすインドア生活をしながら、時々カフェで執筆活動しています。