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靴のめぐみ祭り市の会長である恒次勝利さんをはじめ、来賓からの挨拶で本イベントはスタート。
今年も最も革靴が似合うと選ばれた男性・女性芸能人部門と、シニア部門の計3名が選出され、今年は男性部門に俳優の板垣瑞生さん・女性部門に女優の川島海荷さん・シニア部門に俳優の寺島進さんが選出されました。
受賞した3人は、それぞれオリジナルのスニーカーやブーツといった革を使用した靴を製作。
寺島さんはカンガルーの革を使用したスニーカーをデザインし、
「カンガルーの革は軽くて柔らかくて、とっても丈夫なんですよ。昔京都でカンガルー革のスニーカー買ったことがあるんですけど、今だにそれが気に入っていて。」
と説明。「頬擦りしたくなるくらいですか?」という司会の無茶振りに「させんなよ!(笑)」と返され、会場から笑い声が出る場面も。
川島さんは厚底のスニーカーに、スタッズを入れた仕様のスニーカーをデザイン。
「カジュアルさの中にフォーマルさを出したいなと思って、スタッズを入れて頂きました。後はホワイトがおしゃれの中で使いやすい色なので、この色を選ばせて頂きました。」
と話しました。
板垣さんは登山が趣味とのことで、革のブーツをデザイン。こちらは頑丈に作ってもらったと説明。
「今回は頑丈に作ってもらいました。また、山に登るとしんどくなっちゃったら途中ですぐ下山することは難しいので、動きやすく最初から帰ることも目的として入れた機能性の高いブーツです。」
とコメントしました。
今回のイベントでは、今年も将来の靴作りの未来を担う方々の才能を発掘し、その作品を表彰するクラフトマン部門の授賞式も実施しました。
72点の応募作品の中から6作品に絞られ、その中からグランプリを決定します。
・石田梓さん「HYDRANGEA」
・岩崎祥子さん「トキのヒール」
・大林楽奈さん「UROKO」
・宍戸駿太さん「Seams Shoes」
・トウ・バクノウさん 無題
・山田祐弥さん「美醜」
上記6人の中から映えあるグランプリを受賞したのは、岩崎祥子さんの「トキのヒール」。
美しいオレンジと白のヒールには、靴のアッパーを絵のキャンパスのように使用し、トキのイメージを描いた全く新しい着想が評価されたのだとか。
岩崎さんはグランプリに輝いたことについて、
「(グランプリに選んでもらって)本当に嬉しいです。製作に携わってくださった先生方や業者の方々・クラスの同級生に感謝の気持ちでいっぱいです。」
と、とても嬉しそうにコメント。
「再生レザーを使うというテーマと聞き、地球の環境について考えた時に、雑滅危惧種のトキをモチーフにした再生レザーを使用した華やかな靴を作りたいと思いました。」
と、今回トキをモチーフにした理由について語りました。
その後行われたファッションショーでは、板垣さん・川島さん・寺島さんの3人と、クラフトマン部門で受賞した6作品がランウェイを歩き、靴をお披露目しました。
特に寺島さんは何度も会場を盛り上げ、報道関係者やスタッフ・共演者まで笑顔に。
最後は全員が集合し、靴を披露して本イベントは幕を閉じました。
終始笑顔が絶えないイベントとなった第16回「日本シューズベストドレッサー賞」の授賞式。
今年選出されたクラフトマン部門の作品もどれも素晴らしいものばかりで、将来を担う才能が育っていることがよく分かります。
今回受賞した方の作品が気になるという方は、靴のめぐみ祭り市の公式HPなどをぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
「靴のめぐみ祭り市」公式HP:https://www.kutsumatsuri.com/