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参加した生徒たちが見学会で訪れたのは、兵庫県小野市で一建設が建築中の現場。
この「建築現場の見学会」では、造成工事や基礎工事・躯体工事などの見学をはじめ、現場監督や社員大工が高校生からの疑問に答える質疑応答も実施。
また、一建設の社員大工を務める北村伍誠さんが、プレカット材にビスを打つ実演も行いました。
実際に建築中の現場を見学するということで、学生たちには実際に使用する機材や工事方法等も紹介。熱心に観察したりメモを取る等、その表情は真剣そのもの。
一建設の方々も将来の後輩たちに向けて熱心に説明されており、非常に意義のある形で午前中の現場見学は終了しました。
休憩を挟み、午後は屋内で「住宅設計体験会」も実施。
こちらでは建築基準法や条例を遵守しつつ、建築主の思い描く住宅を現場の施工者と共に形にしていく「設計者」の仕事を体感する内容となっていました。
建築主にとっては人生で1番大きな買い物となるであろう住宅。
設計者は建築主のイメージや建てる際の予算等に基づいて、親身になって寄り添い設計を行う「プロデューサー」のような役割だと語り、その説明を聞いた生徒たちも納得の表情を浮かべていました。
また、設計者は建設に伴って多数の図面を作成するのだと一建設の方は説明。
建築主の考える要望を計画し検討する図面(エスキース図等)、建築主へのプレゼンテーションをはじめ、役所などの所轄団体や組織に建築確認許可のためや工事を始めるための図面(平面図等)、そして実際に現場で家を造るための図面を日夜作成しているのだそう。
設計士や図面作成の流れの説明の後は、一建設の社員によるCADを使った住宅設計を実演。
その後は今回は実際に生徒達が作図用方眼紙を使い、自分の住みたい家の住宅図面を作成しました。
参加した兵庫工業高等学校の生徒たちは、
「大工さんが専用の工具を使って、木材にビスを打ち込む様子を間近で見ることができ、感動しました。」
「CADを操作して、住宅図面をあっという間に書き上げている様子が印象に残っています。住宅図面を書くのは初めての経験だったので難しかったです。」
とコメント。
実際に体験したことで初めて知ったことも多かった様子で、1日を通して有意義な時間となっていたようです。
●日時:2023年7月12日
●場所:
・建築現場見学会 一建設の住宅現場(兵庫県小野市垂井町)
・住宅設計体験会 一建設明石営業所(兵庫県明石市小久保2-7-1西明石パークプラッツⅡ)
●内容:開催の挨拶・現場見学・CADを使った住宅設計の実演・高校生による住宅図面の作成等
●参加者:
兵庫県立兵庫工業高等学校 建築科2学年 生徒35名
一建設株式会社 取締役 上原 正和
一建設株式会社 西日本工事統括本部 近畿工事統括部 部長 新本 晃久
一建設株式会社 生産管理本部 人材開発部 部長 菊地 修一
一建設株式会社 生産管理本部 人材開発部 大工技能課 北村 伍誠
一建設株式会社 生産管理本部 設計部 部長 多田 和志
一建設株式会社 西日本第2戸建事業本部 近畿第1事業部 姫路営業所 所長 玉置 大輔
建設業にとって非常に大きな課題となっている就業者の減少問題。
一建設が実施した取り組みは、若い世代の建設業への興味・関心を抱かせるだけでなく、建設業界に対する悪いイメージを払拭することが出来る施策と言えるでしょう。
今回の取り組みを知って一建設に興味を持ったという方は、ぜひ公式サイト等で詳細をご確認ください。
一建設:https://www.hajime-kensetsu.co.jp/