一層暑くなるこれからの時期に食べたくなるおやつ、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?ついつい冷たいものが恋しくなりがちですが、冷えた状態のものばかり口にしていると、いくら外気温が高くても体温の低下から不調を招く“夏冷え”の原因になることも。そこで今回は「体を温めるおやつ」として、夏冷え対策にもおすすめの食材とレシピ集をご紹介します。
冷えを招くおやつにご用心!
冷たいものが恋しくなるこの時期は、かき氷やアイス、フローズンドリンクなど暑さを和らげるおやつに手が伸びてしまいがち。ただ、暑いからといって冷たい食べ物ばかり摂り過ぎていると内臓の冷えや代謝の低下などから不調を引き起こす原因にも繋がります。白砂糖を多く使っているケーキなども体を冷やしやすいといわれているため、夏もおやつ選びは吟味したいものですね。
体を温めるおやつとは?
食べることで体を温める作用のある身近なおやつにはどんな種類があるのでしょうか。おすすめの食材を3つご紹介します。
①あずき
和菓子はミネラル分が豊富なうえ体を温める作用があるといわれる黒砂糖が使われているものが多く、主に白砂糖を用いる洋菓子よりも体を冷やしにくいのだとか。特にあずきにはむくみに効くサポニンという成分が含まれていて、冷え性の原因となる水分を排泄してくれる効果があるとされています。
市販のあずき缶やペーストなどを常備しておけば、パンに塗ったり温めた牛乳に加えたりするなど手軽にアレンジを楽しめ重宝します。
②ドライフルーツ
生のフルーツの多くは体を冷やすといわれていますが、水分を飛ばした状態のドライフルーツは体を温める作用があるといわれています。栄養価も高く美容効果も期待できるのが嬉しいところ。選ぶ際は、漂白剤や着色料が使用されていない無添加のものにこだわりましょう。
③ナッツ
毛細血管を広げて血行を良くするビタミンEが豊富に含まれるナッツ。特に、中医学で腎臓を温め、冷えを予防するとされている「くるみ」がおすすめです。良質なオイルが含まれている分カロリーも高めなので、間食としては一回5粒程度が目安。
体を温める食材を使った夏のスイーツレシピ
ここで取り上げた、体を温める効果のある食材を使ったおすすめスイーツレシピを3つご紹介します。
1.ナッツとはちみつのザクザククッキー
はちみつの甘さを存分に感じられる食感が楽しいクッキー。甘さ控えめなうえ、オリーブオイルを用いるのでワインにもよく合います。
-材料-(約20個分)
1) 薄力粉 110g
2) はちみつ 大さじ3
3) 塩 少々
4) 水 大さじ1
5) お好きなナッツ 30~40g(20~30粒程度)
6) オリーブ油 大さじ2
-作り方-
1) ナッツはあらかじめ刻んでおく。
2) ボウルに薄力粉、はちみつ、塩、水を入れよく混ぜ合わせたら、ナッツとオリーブ油を加えて軽く混ぜる。多少生地がポロポロの状態でもOK(まとまらない場合は水の分量で調節)。
3) 生地がまとまってきたら直径3cm程の筒状にして、ラップで包んで冷凍庫で30分ほど休ませた後、1cm程度の厚さにカットして天板に並べ、170℃のオーブンで25分焼いたら完成。
2.あずきの抹茶パウンドケーキ
市販のゆであずきを使った簡単パウンドケーキレシピ。抹茶の風味と黒糖の優しい甘さがあずきの風味をさらに引き立てます。
-材料-(18cmパウンド型1本)
1) ゆで小豆 150g
2) 卵 2個
3) 薄力粉 80g
4) 抹茶 20g
5) ベーキングパウダー 小さじ2
6) 黒砂糖 30~50g
7) サラダ油 80g
-作り方-
1) 卵に黒砂糖を加えてよく混ぜ、サラダ油と振るっておいた粉類を加えてさっくり混ぜる。
2) そこにあずきを加えて混ぜたら、型に流し入れて180度に余熱しておいたオーブンで40~45分焼いて出来上がり。
3.ヨーグルトで作るヘルシーカッサータ
シチリアのアイスデザート・カッサータをおうちにある材料で手軽に作れるレシピ。無糖ヨーグルトで夏でも爽やかに、またお好みのナッツとドライフルーツを加えて見た目の華やかさも楽しめます。
-材料-(18cmパウンド型1本)
1) 無糖の水切りヨーグルト 100g(リコッタチーズでもOK)
2) 生クリーム 100g
3) てんさい糖 30g(ブラウンシュガーや黒糖でもOK)
4) お好みのナッツ 25g〜30g(適当な大きさに切っておく)
5) ドライフルーツ 50g
-作り方-
1) ボウルに生クリームとてんさい糖を入れてホイッパーで8分立てまで泡立てます。
2) 水切りしたヨーグルト、ナッツ、ドライフルーツを加え滑らかになるまで混ぜたら生地を型に流し込み、ラップをして冷凍庫で半日冷やし固めたら完成!
チャレンジしてみたいレシピはありましたか?体を温めるおやつを積極的に取り入れて、冷えを予防しながらこの夏も美味しいスイーツタイムを楽しみましょう。
情報提供元: Tonoel