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ほのかな香りが特徴の「関根の胡麻油」ラインナップに、胡麻の香ばしい香りを存分に楽しめる『関根の胡麻油 RED』があることをご存じだろうか。関根の胡麻油よりも焙煎温度と時間を変え、胡麻本来の旨味と甘味、香りを味わえるようになった1本だ。そのポテンシャルをたしかめるべく、きゅうりの浅漬けで食べてみた。
創業から約300年、江戸時代から続く胡麻油の関根(東京都)は、無添加・天然成分のみで作った胡麻油を作る老舗メーカー。昔ながらの低温・低圧搾製法を用いて、厳選した白ゴマの風味を損なわないように製造する高純度の胡麻油が特徴だ。
その代表商品が香りのマイルドな胡麻油として知られている「関根の胡麻油」。だが、今回紹介するのは、かねてよりリクエストの多かった胡麻の香りと味をしっかりと味わえる商品、『関根の胡麻油 RED』(容量180g・希望小売価格 税込1,296円・発売中)だ。
一般的に胡麻の香りが強い胡麻油は、苦味やえぐみが強いと言われている。しかし、『関根の胡麻油 RED』は、焙煎温度や時間を変えることで、それらを出さないように調整。胡麻本来の旨味と甘味、香りを味わえるようになったという。
さっそくそのポテンシャルを味わうべく、調理を開始。今回はシンプルにきゅうりの浅漬けを作ってみた。
レシピは割愛するが、ざっくりときゅうり1本に対し『関根の胡麻油 RED』と鶏がらスープの素を入れて和えるだけ。あとは30分から1時間ほどなじませれば完成だ。
それではいただきます。きゅうりの軽快な音が鳴り響くと同時に、鼻腔へと届く胡麻の香ばしさ。存在感がしっかりとあり、胡麻の輪郭がくっきりと見えてくるようだ。一般的な胡麻油と遜色のない香りの強さだと思う。
じゃあ普通の胡麻油でいいじゃん、と思うかもしれないがそれは違う。決定的に違うのはその口当たり。記者の家にあった胡麻油と比べても明らかにサラリとしており、とても軽い印象を受ける。ねっとり感がないから素材の食感がそのまま感じられるのも良いポイント。とくに浅漬けやサラダのようなダイレクトに使う場合には、このサラッと感は大事だろう。
香りの強い胡麻油特有のえぐみや苦味もなく、後味もさっぱり。素材の持ち味や食べ進め方の邪魔をせず、かつ胡麻の香ばしさを加えられる使いやすい胡麻油だ。
胡麻油の関根「東京新宿店」または「公式サイト」、百貨店、空港、高級スーパーなどで購入可能。
<胡麻油の関根・東京新宿店>
営業時間:11:00~17:00
定休日:日曜日・祝日