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ちょいワル系アメリカンウイスキーの代表格「ジャックダニエル」をコークで割った「ジャックコーク」が、ついにすぐ飲める缶形態で登場! 『ジャックダニエル&コカ・コーラ』を、どちらも好きな記者が飲んでみた。
高級と言うよりも、ちょっと不良でワイルドな味わいで、フランク・シナトラが愛したことでも知られるテネシー・ウイスキー「ジャックダニエル」(ブラウンフォーマン社/日本ではアサヒビールより発売中)。その愛飲者のなんと4割が、コカ・コーラを含むコーラ製品とともに飲まれているというから驚きだ。
確かに一般的なコーラ割り(コークハイ、ウイスキーコーク)もおいしいが、ジャックとの相性はまた特別なのも事実。どちらも130年以上の歴史を持つ2ブランドの共演は、まさにワンアンドオンリーである。
また「ジャックコーク」は、強面爆音系ロックバンドのモーターヘッドの顔、故・レミー・キルミスターが愛飲していたことでも知られる、ワイルドなウイスキー感とコークの蠱惑的フレーバーが交わって、良い意味で悪魔的な味のするカクテルである。なんと1907年からこの組み合わせは愛されてきたという。
ただひと口にジャックコークと言っても、ウイスキー濃度でけっこう変わってくる。果たして今回登場したコカ・コーラシステム(東京都)『ジャックダニエル&コカ・コーラ』(350ml 缶・希望小売価格 税込226円・2023年4月10日発売)は、どんな感じに仕上がっているのだろうか。
それでは缶をプシュッとして飲んでみよう。たちまち「ジャックダニエル」ならではのバニラをまとったアルコール感が香り立つ。これはけっこう濃いめな感じ。アルコール分7%ということだが、かなりウイスキー度が勝っている。
シュワシュワの炭酸とともに飲んでみると、セピアな酒感がガツーン。その後にコークのスパイシーな味わいが一足遅れてやってきて、罪深いおいしさ。なるほど、甘さもしっかりあるけれど、やっぱりどこか悪魔的な味わいだ。通常のコークハイでは味わえない、この酔っ払い感がとてもジャックコーク。ハイボールばかり飲んでいて、少々飽きた。パンチの効いたRTDを欲し始めた割ったウイスキー好きにぴったりだと思う。
やっぱりこの味だと、ジャンクなおつまみを求めたくなる。
入手は、全国のスーパーマーケットや酒類取扱店などで可能だ。
お酒は二十歳になってから。