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シガーは紙巻きタバコと違い、紙ではなくタバコ葉で巻いてあるのが特徴だ。ただ最近リトルシガーとして人気を博しているのは、タバコ葉をシート状に加工して巻くことで品質を安定させ、フィルターが付いて紙巻タバコ同様に吸いやすくなっている製品群。今回はそのなかでもコスパ、味わいともに大健闘している銘柄『フォルテ16』に追加となった「エクストラライト」シリーズ2種を吸い比べレポートしたい。
2016年に250円という業界最安値で登場し、話題をさらったリトルシガー「フォルテ・オリジナル」と「フォルテ・ライト」。その魅力はコスパだけではない。いわゆる洋モク(海外タバコ)というものは、ともすると日本人の嗜好に合わないことも多いが、「フォルテ」シリーズは、葉巻及び海外製特有のクセを抑え、日本人が好むチャコールフィルターで吸いやすく仕上げることで、紙巻きタバコユーザーのスムーズな移行を可能にしているのが特徴だ。
なかでも『フォルテ16』(全5種・小売価格 税込390円・発売中)シリーズは、日本人の1日平均喫煙本数に合わせた16本入りで390円という、手軽な価格設定が特徴。いまどき300円台で手に入るタバコ製品はなかなかない。既存は3種類で、今回追加となった2種を追加すると、5種展開となる。インドネシア PT I.U.I 社が製造し、日本ではインターコンチネンタル商事(東京都)が輸入販売を行っている。
今回紹介するのは、『フォルテ16』シリーズに新たに追加となった『フォルテ16 エクストラライト』『同 エクストラライト メンソール』の2種。軽さを追求しながらも、タバコとしての喫味、紙巻タバコには無いシガーの香ばしさを両立しているという。
カラフルで華やかなフィルターカラーが特徴の『フォルテ16』シリーズ。この『フォルテ16 エクストラライト』(16本入・小売価格 税込390円・発売中)はライトイエローのフィルターで、ダークブラウンとのコントラストがおしゃれ。
通常の紙巻きタバコと違って燃焼促進剤不使用のため、じっくり火を付けてから、ゆっくりと煙を吸い込んだ。煙量は控えめで、広がるのはほんのり甘やかな、バーレー葉×バージニア葉ならではのアメリカンブレンドな王道の味わい。紙巻きタバコからのスイッチ組だと、ついつい勢いよく吸ってしまいがちだが、それでは燃焼が追いつかず辛みばかりが目立ってしまう。
葉巻なので落ち着いてゆっくり、ふんわりとしたタバコの旨味を感じられるスピードで吸うと、細身な分軽く感じ、吸い方にも寄るが、タール値3〜4mg程度の感覚でおいしく楽しむことができた。
『フォルテ16 エクストラライトメンソール』(16本入・小売価格 税込390円・発売中)は、上記製品に清涼感を追加した製品。ライトグリーンのフィルターとダークブラウンのコントラストが目を引く。
実際に火を付けると、タバコの煙をほどよいメンソールフレーバーがやさしく四方から包み込んでくるようだ。そしてタバコの旨味を際立たせる清涼感。なんとも絶妙なバランス感に驚くうまさだった。
上記2製品は軽やかな繊細さで味わうタイプの製品。ただもう少し強めの味わいがいいと感じる人もいるだろう。フォルテ16は、少し強めのテイストを好む人への商品ラインナップも充実している。
そこで既発売の3種類に関しても簡単にレビューしてみた。
「フォルテ16 オリジナル」は、元祖的存在のレギュラータイプ。細身ながらしっかりとしたスロートキック。ほんのりとした葉巻系の甘みも感じるが、クドくはなく、王道レギュラーの味わいを堪能できる。タール値では12mg程度か。
「フォルテ16 ライト」は、タール値にして6〜8mg程度の感覚でおいしく味わえる、軽快感を備えた味わい。
「フォルテ16 メンソール」は、あくまでタバコ葉の味わいが中心で、清涼感で際立たせるタイプのメンソール。
カラフルな見た目も魅力の全5種の『フォルテ16 』。300円台というフレンドリーな価格設定、自分だけの好みを追求しやすいという点からもコスパMAXを感じられる。
入手は全国のたばこ販売店、一部のコンビニエンスストアで可能だ。
※タバコは20歳になってから
※レビュー中のタール値に関しては、著者の個人的感想です。リトルシガーのタール及びニコチン値は測定方法が確立されていないため、パッケージには記載されておりません。