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その完成度の高さとインパクトのある大きさには感嘆の声が多数寄せられ、「えっ…!やだ…!すごく好きです…! (一目惚れ)」「すごいです、ぜひ購入したいです……」「原寸大!原寸大!!素敵です!!!」といったコメントとともに、1月10日時点で9.7万件の「いいね」が集まっています!
この画像を投稿したのは、Xユーザーの「たこを編む人(ぱら)」(@knitting_tako)さん。ユーザー名からもIDからもタコ愛を感じるぱらさんに、取材を通してお話を伺うことができました。
頻繁にたこを編み、販売もしているぱらさん。タコを編み始めたきっかけはコロナ禍がきっかけだったのだそうで、「もともとあみぐるみが好きで、コロナのステイホームで売り始めました。その時に、たこは放射状に編めば編めるなと思って編んだら、編めて、可愛かった(そして売れた)のが最初です。たこが人気なので、たこ比が上がっていきました」と徐々にたこを編む頻度が上がっていったことを教えてくださいました。大きくてリアルなたこの他にも、小さいたこやデフォルメされたたこの作品もあり、そちらもとってもかわいいです!
もちろん当初は他の生き物も編んでいたそうですが、「他に蜘蛛やウミウシやマンドラゴラやウロボロスやロイコクロリディウムに寄生されたオカモノアラガイなども編みましたが、たこの人気が圧倒的でした」。たこってそんなに大人気の生き物だったんですね!そして他に編まれた生き物たちのチョイスもだいぶコアです。初めて聞いたものを検索してみましたが……人によってはちょっと閲覧注意かもしれません!!
最大ではこんなサイズのたこも編まれたことがあるぱらさん、いつもたこを編むときは測らずにやっているのか尋ねたところ、「測ってると言えば測ってるし、全然測れてないと言えば全然測れてないです」との回答が。
ぱらさんによると、編み物は多くの場合設計が決まっていて、「これをこうして一周25目の円にする(→並太糸8号針だとだいたい何センチになります)」といった具合に目を数えて作るものなのだそうです。それによって、糸と編み手には多少依存するものの、だいたいの完成品のサイズも規定されるのだとか。一方でぱらさんの編むたこたちは、「編んでって、なんかこう…水が入りそうな形になったら、手をパーにして入れて、手首ぐらいまででこうキュッとやって、そっからこうニョキッとやって、それでトータル良い感じのサイズの頭にする」という風に手尺で制作しているため、「測ってると言えば測ってるし、全然測れてないと言えば全然測れてない」ということになるそうです。
なるほど、私は技術的なことは全くわからない素人ですが、ぱらさんが技術力とセンスの塊であることはなんとなくわかります。その感じでこんな素敵な作品ができてしまうなんで、ただただ感服です!
たこを編んでいて楽しいところや大変なところについては、「楽しいのは腕が8本あるところです。テンション上がります。 大変なのは腕が8本あるところです。飽きます」との回答をいただきました。確かにそうかも……でもぱらさん、ユーモアがあって面白すぎます!
最後に、今回の反響について聞いたところ、「みんなたこが大好きなんだな、たこは素晴しいなと思いました」とこちらもユーモアたっぷりなコメントをいただきました。ちなみに今回の写真に写っていた作品は、2月に大阪のイベント「うみハマVol.4」で販売されるそうですよ!気になる方は要チェックです。
今回は、リアルで愛らしい、とっても素敵なたこの編みぐるみのポストをご紹介しました!タコ好きの方は、ぜひぱらさんのXアカウントをフォローしてみてくださいね。ぱらさん、ありがとうございました!
取材協力者:たこを編む人(ぱら)