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京本は「この作品に限らず、僕はキスシーンが下手」と自らの秘密を暴露。「相手に近づくときに早く目をつぶってしまって、そうすると相手の顔がどこにあるのかわからず、適当にやるとほっぺだったり鼻だったりしてNG出しがち。唇の場所を当てられない。これは秘密というか悩み」と打ち明けると、河合監督から「目をつぶってしまうからね…」と基本的なことを指摘されて「プライベートでも頑張って練習してみます!」と大胆発言で笑いを誘っていた。
客席通路を闊歩してステージにラインナップした一同。トラウマを抱えた音大生・樋口湊人を演じた京本は「映画は皆さんの元に届くまでに時間がかかるものですが、丁寧に作った作品をお届けできるのは何よりも嬉しいです。僕らも自信をもってお届けできる素敵な作品になりました」と撮影から1年をかけて完成した本作に自信。来月の劇場公開に向けては「皆さんにどう受け取ってもらえるのか気になるので、劇場公開されてからもエゴサしちゃおうかな?」とニッコリと予告していた。オファーを受けた心境について京本は「映像の仕事が7年ぶりと久しぶりだったので、ただただ震えました。責任とプレッシャー、不安を感じながらも、素敵な機会だったので受けさせていただきました」と打ち明けた。
湊人と出会うミステリアスな内藤雪乃役の古川。恋愛映画で初のヒロイン役を務めるが「この役を私にオファーしてくださるんだという意外性があって、妙にドキドキしました。ピュアな役をどのように自分は演じることができるのか?新しい挑戦でもあると思いました」と新鮮な表情だった。
クランクインの3か月前からピアノの個人レッスンに励んだという京本は「僕のピアノは独学で古川さんとはスキルの違いがありました。課題曲も7曲前後あって、それに追われていました。セリフだけでも大変だけれど、そこにプラスしてピアノの演奏もあるので、寝るまでにどれだけの練習ができるのか。撮影現場ではもちろんの事、家に帰ってからも練習していました」と悪戦苦闘していたとのこと。
そんな京本の腕前についてピアノ経験者である古川は「クラシックをゼロから始められたのに、あれだけ弾けるのは凄い。ショパンの曲はクラシックの中でも難しいのに、ピアノバトルシーンで弾かれていてビックリした。同時期に練習を始めたと思っていたので、いつどこで練習をしたのだろうかと…。私よりも早い3か月前と聞いて安心したけれど、それでもおかしいと思うくらい弾いていました」と類まれなるセンスに脱帽していた。
初号試写後に自身のXで「とにかくボロッボロ涙が溢れました」と投稿した京本。「自分の芝居に感動したわけではなくて、ただただ作品が良すぎて、出演した主観ではなく客観的に映画を観に来た人としてボロボロと涙が出ました」とその理由を説明し「皆さんにもグッときて泣いてもらって、僕がボロボロ泣いたのが不思議ではないと、それくらいこの作品が良い映画だということを再確認したい」と集まった観客のリアクションに期待した。