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株式会社勇進(高知県宿毛市)がクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で先行販売している「ブリハツ」が人気を集めています。
2024年7月26日(金)からマクアケの「1匹のブリからわずか10グラムの希少部位。鮮度バツグンの『ブリハツ(心臓)』」プロジェクトを通し、自社で養殖したブリの「ハツ(心臓)」の販売を開始。
プロジェクト最終日を迎えた8月25日(日)午後9時の時点で、目標金額10万円に対して185人から約70万3000円の支援が集まり、達成率703%を実現しています。
勇進によると、地元の飲食店でマグロのハツ刺しを食べたことをきっかけに、ブリでも「ハツ」を商品化できないかと考えて試食を実施。とてもおいしかったことから「ブリハツ」の商品化に至りました。
勇進の「ブリハツ」は荒木水産株式会社(高知県宿毛市)の「荒木さん家のブリは内臓までうまい」シリーズ第2弾商品。臭みがほとんどなく、コリコリとした食感ともっちりした食感が特徴です。
心臓は血液を多く含むため鮮度劣化が早く、市場には出回らない部位。勇進の「ブリハツ」は朝締め後すぐに加工を行い、マイナス30度のアルコール凍結機で瞬間凍結することで、鮮度劣化を極力防ぎ、商品化しています。
荒木水産株式会社は35年前からハマチの養殖を開始しています。飼育環境や飼育方法にこだわった養殖を行い、現在30万尾を飼育しています。
問屋を通すと「高知県産養殖魚」とひとまとめにされ、価格の乱高下や原価を割って出荷せざるをえないなどの周辺環境に疑問をもったことから、2016年、水産加工業を行う株式会社勇進を設立。
自社ブランド「荒木さん家のブリ」を販売し、浜相場に左右されない加工会社を目指して事業を展開。ブリの身質を評価する取引先の増加や生産から加工・販売までを一貫して行うストーリー性が評価され、販売も徐々に増えているそうです。