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京都西陣の上技物あられ処「京西陣菓匠 宗禅」(所在地:京都府京都市上京区、店主:山本 宗禅)は2024年6月1日(土)、運気上昇「新紙幣記念 かき餅」を発売する。
2024年7月3日に発行される新紙幣を記念して開発された商品。洋菓子やチョコレートなどの影響で若者の米菓離れが進む中、「少しでも米菓に興味を持ってもらえたら」との店主の想いにより、伝統的な素焼きのかき餅に可食印刷(フードプリント)を施した。
10枚入り、税込1080円。販売場所は西陣本店とオンラインショップ。販売開始は2024年6月1日(土)午前10時30分。
「京西陣菓匠 宗禅」の山本宗禅店主は、「新紙幣の発行という歴史の転換点を、米菓業界の革新の起爆剤にしたい。」と意気込む。
新紙幣発行を機に、“伝統(昔ながらのかき餅)×革新(新紙幣のフードデザイン)”が一体となった商品が生まれ、さらに日本の本物の菓子文化の継承につながっていくことを期待する。
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2024年7月3日に発行される新紙幣は、一万円、五千円、千円の3券種。「新紙幣記念 かき餅」も、3種類の新紙幣に対応したデザインを展開する。
新一万円札の肖像は、「近代経済学の父」「日本近代社会の創造者」とも言われる渋沢栄一。日本初の銀行を設立し、日本の近代化に多大な貢献。生涯において500もの企業設立などに関わった人物だ。1万円札の人物変更は福沢諭吉が採用された1984年以来、40年ぶり。
新五千円札の肖像は、生涯を通じて、女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家、津田梅子。日本初の女子留学生として、女性の教育と社会進出に尽力した先駆者だ。
新千円札は医学者であり細菌学の権威、北里柴三郎の肖像。破傷風を予防・治療する方法を開発した細菌学者で、「近代日本医学の父」と呼ばれている。
「京西陣菓匠 宗禅」によると、『かき餅』は正月に供えられた鏡餅に由来する。鏡開きの際、鏡餅に刃物を入れて切ることを忌み嫌い、餅を手で欠いた(割った)ことから、手で欠いた餅、『かき餅』と呼ばれるようになったという。
『あられ』は、小さく丸い形状が冬の霰(あられ)に似ていることから名付けられた。これらの歴史は非常に古く、紀元前の垂仁天皇の時代に大国主命が「元旦に紅白の餅を祭ることで幸福がもたらされる」と教えられたことから始まったとされている。
「京西陣菓匠 宗禅」の山本店主は、「菓匠宗禅がこの古来からのかき餅造りに取り組むことで、多くの方々に食文化や歴史、そしてその魅力を伝え、あられ文化を未来へと継承する一助になれば」と語る。
「新紙幣記念 かき餅」の売上の一部は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに届けられる。
むすびえは「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」をビジョンに掲げ、活動している。
「京西陣菓匠 宗禅」の山本店主は、「この新紙幣記念かき餅が、むすびえさんへの支援を通して、SDGSの目標である『持続可能な誰もが平等で貧困や飢えのないやさしい社会』の実現に少しでもお役に立てば幸いです」と話す。
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なお、「京西陣菓匠 宗禅」の山本宗禅店主は、日本で唯一の上技物師として京のあられ・おせんべいを焼き続けるとともに、味はもちろん、見た目も美しい最高峰のあられ「上技物(じょうわざもの)あられ」を創る、現在日本で唯一の職人。
32歳でカフェの経営も始め、日本で初めてわらび餅の冷凍に成功。餅だけでなく饅頭の成形技術も日本一となり、京都御所の特別拝観において日本で初となるカフェの御用命を賜る。
また、大手メーカーのオリジナルスイーツや、PB商品などのプロデュースも手がけ幅広く携わっている。山本店主が発起人となった、新型コロナウイルスからの救済支援プロジェクト、「菓子製造メーカー救援プロジェクト」の参加企業は21ブランドを超え、販売セット数は1万1,000セット超。6,600万円分のフードロス削減に貢献したことで話題となった。