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9月28日から3日の期間で開催された「GO OUT CAMP vol.14」に集まったキャンパーさんたちの愛車を3回に分けてご紹介! あいにくの雨模様となってしまったけれど会場は熱気ムンムン! 第2弾もオシャレなクルマ&キャンパーが続々登場。
NISSAN/パオ
ベジラボさん
マーチをベースにしてファニーなルックスに仕上げた日産パイクカー四天王のひとつ「パオ」。このモデルの発売は1989年、1年間の受注生産のみで当時としてもノスタルジックなデザインが話題を呼んだ。
この可愛らしい見た目とは裏腹に、ガッツ溢れるオーナーとのギャップがなんともおもしろい! さておき、ベジラボさんは普段はハイエースを使用し、趣味グルマとしてこのパオを所有しているという。
「エンジンを載せ替えたりして、しっかりとレストアされたものを友人から破格値で譲ってもらいました。キャンプ歴は5年位ですが、先日このクルマと一緒に初めてソロキャンプを体験しました。キャンプでは二人分くらいの荷物ならなんとか載せられる位ですかね」と言いながら、ノースフェイスの大きなスタッフサック(テント用収納袋?)に着替えやギアを詰め込んでリヤトランクにドンッ!
パオは前時代的なキャブレター仕様だし、アウトドアでの使い勝手も決して良くはないけれど、インテリアもボディと同色で揃えるなどかなり凝った作りで所有欲を満たしてくれるのは間違いなし! 多少不便だろうと、趣味グルマ&アウトドアは楽しんだモノ勝ち!
HONDA/クロスロード
ayuminkodaiさん
キャンパルジャパンのティエラ5EXの横で存在感を放っていたクロスロード(二代目)を捕獲。テルッツォのルーフラック&ボックスでベテランの雰囲気を醸していますが、オーナーは意外にも女性! 女友達2人と一緒にまったり過ごしていたところお話を聞くことに。
「以前は2WDの軽自動車に乗っていたのですが、ぬかるみや悪路では滑りやすいのがネックで……。そこで候補にあがったのがこのクロスロード(4WD仕様)でした。角張った形がワイルドで気に入っています」とご満悦!
しかし「7人乗りなのでイザと言う時は便利ですが、3列目(荷室)はかなり狭いので3人位でのキャンプが丁度いいかも」というコメントも。普段も通勤や買い物などで使いつつ月一でキャンプに赴き、冬はスノボーもするというアウトドア志向の彼女にこのクルマがよく似合っていました!
この2代目は、ランドローバー・ディスカバリーのOEMとして発売された初代とは打って変わってミニバン風のクロスオーバーSUVというポジションに。2010年に生産終了された後、アウトドアブームの高まりとともに徐々に人気を集め、現在は中古試乗で、比較的高値で取り引きされている様子。
そんな背景も含め、女性オーナーということもあって、周りからは「カッコいいね!」と声を掛けられることも多いとか。
Audi/Q5
K2Familyさん
アウディのSUVである“Qシリーズ”の主力となるQ5は、サイズ感や積載力、悪路での走破性、さらにラグジュアリー性など非常にバランスが取れた一台だ。
そんなQ5に合わせたかのように、テントサイトも機能性とアピール度を両立したヒルバーグのテント&タープやカーミットチェアなどで決めたK2Familyさん。
彼は3年ほど前にアウトドアに目覚め、クルマもミニバン(エスティマ)からSUVへの乗り換えを決意。2011年式の2.0TFSIクワトロを中古で購入すると同時にルーフバー&ケースを装着して意気込み十分!
「Q5の他に、BMWのX5やレクサスのRX450が候補にありましたが、値段や見た目など全体を見て決めました。家族でも必要十分な広さですし、街中でもアウトドアでも主張しすぎないデザインが気に入っています」と、ホイールも黒にしてすっきりとしたモノトーンに仕上げているのも注目!
ちなみに、アウディは初のフルタイム4WDシステムを開発したことでも知られ、同社ではこれを“クワトロ(イタリア語で四を意味する)”と呼ぶ。この技術のおかげで80年代の世界選手権ラリー(WRC)では輝かしい実績を残し、クルマ業界の飛躍的な進化を促したことは偉大な功績となっている。
要するに、アウトドア用途に向いているってこと。各々のモデルに存在するこんなバッグボーンを知れば、クルマへの興味もグッと深まりますね!
Photo &Text/Yasuo Satou