本格的なウインターシーズンを目前に控え、ダウンやフリースなどのあったかアウターからシューズ、冬小物まで、いまから防寒対策はバッチリ準備しておきたいところ。そこで、冬でもアウトドアなコーディネートを楽しむ着こなし上手な12名に、機能的かつ暖かさもしっかり確保した冬仕様のおしゃれスタイルを拝見させてもらいました。

01. 機能的ステルスポケットがキャンプでも街でも活躍。

1990年代のクロスカルチャーをベースにしたブランド、バルのデザイナー。アウトドアブランドとのコラボ企画も担う。休日にはランニングやキャンプを満喫。「今冬は20年ぶりくらいにスキーを楽しみたいです」。ボアフリースジャケット ¥64900/バル/ワイ ドット バイ ノルディスク、パンツ ¥33000/バル、ビーニー/ステューシー、メガネ/ブラン、シューズ:トー ウルトラ ハイ/ホカ オネオネ×ジェイラル

蒲谷健太郎/bal デザイナー

バルの蒲谷さんの外遊びスタイルにおける主役アイテムは、ステルスポケットを装備したフリースジャケット。「収納力が高くて機能的だけど、デザインはシンプルなのでデイリーウエアとして使えるのがいいですね。キャンプはもちろん、通勤でも活躍しているけど、バッグを持たなくていいから重宝しています」。 現在は本格的なゴアテックスのジャケットも企画中。「雪山仕様のハイスペックなアウターを、ストリートでも着用できるデザインで作りたいです」。

フリースのジップを開けると見えるステルスポケット。「ペットボトルもスマートに収納できます」。
パンツのカーゴポケットは、座った状態でもスマホを出し入れしやすいディテールが。「キャンプで使いたいギミックを追求してみました」。

02. デニムパンツを取り入れたラフな冬コーデで農園へ。

古民家をリノベしたクリエイティブ空間“荘 中目黒”のスタッフ。家業の「ミッちゃん餃子」ではプレスや営業も担当する。「今冬は地元の富山で、スキー&スノボーからの温泉ルーティンをひさしぶりに満喫したいです」。ダウンジャケット ¥156200、シューズ:ラクパ ¥74800/ともにロア、フリースジャケット ¥38000、デニムパンツ ¥24200/荘オリジナル、サングラス/オークリー

中山 竜/SO SHOP &HOSTEL NAKAMEGURO スタッフ

休日は野菜づくりをする農園に行くこともある中山さん。「自然が豊かな環境で育ったので、農業はとても身近な存在。現地で着替えることもあるけど、なるべく普段着で作業をしたいから、汚れが気にならないデニムパンツを履いていきます」。今季はそんなスタイルに、ロアのクラシックなダウンジャケットも着用。「冬は防寒対策も欠かせません。ちょっと土っぽいけどスマートに着こなせるウエアが好きなので、野暮ったくならない微妙なラインを追求したいです」。

プルーオーバーのフリースフーディは、フード部分をバラクラバのように着用可能。「これなら吹雪のなかの農作業も寒くないです」。
ロアのラクパは、スエード生地を効果的に取り入れたハイクシューズ。「山でも街でも履ける万能な1足です」。

03. キャンプも、サーフィンも、クロスオーバーで楽しむ。

西海岸と東海岸、山と海など、対局にあるカルチャーを融合させる新ブランド、イル ワンエイティを始動。来季より本格展開する。「高校のサッカー部時代の友だちやOBと、ひさしぶりにサッカーを楽しんでいます」。バンダナスウェット ¥29480、イージーパンツ ¥25850、ロゴキャップ ¥7700/すべてイル ワンエイティ、ベンチコート/ステューシー、シューズ:オールスター/コンバース

金子敏治/ILL ONE EIGHTY デザイナー

新ブランド、イル ワンエイティをスター トさせた金子さんは、早速、来季リリース予定となる1stコレクションのアイテムを着用。「ブランドのコンセプトに合わせて、アクティビティとインドア、どちらも満喫できる着こなしを意識しました。個人的には、こんなスタイルでキャンプやサーフィンを楽しんでいきたいです」。今後は、男女問わずに着用できるアイテムも展開する予定。「既存のセオリーにとらわれず、新しい外遊びスタイルを発信していきたいです」。

ヴィンテージのバンダナを前後に縫い付けたスウェット。「使っているバンダナに個体差があるから、1点モノに近いです」。
コットンとリネンの混紡生地のイージーパンツは、裾にスピンドルを装備。「同素材のジャケットも展開しています」。

04. キャンプではウール素材で焚き火を楽しむのが定番。

マウンテンリサーチの企画としてさまざまなアイテムをクリエイトしている。プライベー トでは山歩きを楽しみ、今秋は北アルプスの鷲羽岳を縦走してきた。「冬は今年も八ヶ岳の雪山登山を楽しみたいと思います」。HCKニット ¥53800、メリノビーニー ¥8800、タイダイソックス、MTパンツ、フィッシングベルト/すべてマウンテンリサーチ、シューズ:アウトプラス/サロモン

安倍昌宏/MOUNTAIN RESEARCH 企画

マウンテンリサーチの安倍さんは、冬のソロキャンプを想定したラフなスタイルを披露。「キャンプでは焚き火を楽しみたいので、トップスは季節を問わずウールのアイテムを取り入れるのが定番。今秋は新作のウールニットを着用したいです」。腰まわりには数年前にリリースされたポケット付きベルトを装備。「最近、ウエストポーチのような腰まわりの収納ツールが気になっているので、過去のアーカイブを改めて取り入れたりして、リサーチしています」。

コマンドセーターのギミックをベースにしたディテール。「インナーのTシャツの色がアクセントになります」。
フィッシングベルトは、サイドとバックに大きなツールポケットを装備。「ポケットの存在感が大きいけど、本体はベルトです」。

Photo/Fumihiko Ikemoto, Taizo Shukuri, Yuma Yoshitsugu
Report & Text/Masatsugu Kuwabara


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情報提供元: GO OUT
記事名:「 おしゃれでヌクい、達人たちの着こなし拝見。#3