キャンプ道具を揃えていくと、誰もが「コレは!」と思うアイテムに出会うものだったりしますよね。日頃からギア選びに余念のないキャンプ好きの目利きたちに、そんなとっておきを教えてもらいましたので、参考にしてみてください!! 

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ギアホリックたちの、フェイバリットギア。

松村力弥/プロダクトデザイナー

日本が誇るバッグブランドで、約13年間に渡り企画デザインに携わった後に独立。現在はさまざまなプロダクト製作に関わっている。2020年からはサステナブルな素材や技術を生かしたブランド、テクネをスタート。

本質的なもの、作り込みに こだわりが感じられるギアがいい。 

バッグや小物のデザインを長年手がけてきた松村さん。 日々、都会で過ごしているからこそ、キャンプの時間は欠 かすことができない。「とにかく非日常を子どもに味わってもらえることが1番の醍醐味」だという。自身はカヤックなどのアクティビティも趣味で、キャンプ中はつねにバタバタ。

「焚き火を眺めながらゆっくり本を読む時間とかは、まったくないです」と笑って話す。ギアのセレクトについては、本質的なもの、オリジナルであること、構造や作り込みにこだわりが感じられるものを、好んで使用している。 

ゴーライトのシャングリラ8

本来の用途であるテントとしてはもちろん、スクリーンタープとして広い空間を作れるところが、村松さんのお気に入り。この面構えで超軽量というのも魅力的。鮮やかなイエローが芝生に映える。 

MSRのハビチュード4

天井の高さが快適な空間を作っているテント。強度も高く、悪天候でも安心。「シャングリラ8と組み合わせて、インナーテントで使っています。フライシートの絶妙なグリーンもお気に入り」。 

ノルディスクのピル6

「10年以上前に購入。当時は目新しい部類だったカマボコ型も、今では主流になりました。復刻版や後継モデルもありますが、このタンカラーと赤いガイラインの組み合わせこそが最高ですね」。 

プリムスのトゥピケ

1缶で2口のコンロが使える、実用性の高いガスバーナー。高級感のあるステンレスとウッド、真鍮パーツの掛け合わせも雰囲気抜群 だ。「昨年、購入したギアのなかでも、1番のお気に入りです」。 

ユーティリティ・キャンバスのポーチ

シンプルなキャンバス生地の巾着型ポーチ。底面にはターポリンが使われていて、濡れることはなく、ペグを入れても貫通しないタフさが魅力。使い込むごとに柔らかくなる味のある素材。 

カスケードデザインのインフレータブルスリープパッド

サーマレストを手がけるカスケードデザイン社が、米軍へ供給していたスリーピングパッド。空気を抜くとコンパクトになり、収納にも便利。「米軍放出品で、安価だったのはラッキーでした」。 

カーミットチェア 

「ハンドメイドで作られているという点で、昨今の簡易的なキャンプギアとは一線を画している」と松村さん。分解すればコンパクト になり、組み立てにひと手間かかるところもくすぐられる点。 

パーセルトレンチのパッカーズグリル

石と石の上に渡して、下にバーナーを置くことで、簡単にキッチンができあがるクッキングツール。持ち運ぶときはバックパックの背中に収納すると、支柱の役割にもなるという優れもの。 

ニーモ・イクイップメントの スターゲイズ

星空を眺めるために購入した、アウトドア用スウィングチェア。「ふわふわと浮いた感覚の中お酒を飲み、満天の星空を眺める時間がプライスレスなんです」。この見た目で収納も簡単なのが嬉しい。 

プリムスのIP-200LA 

1993年まで販売され、その後、廃盤となってしまったプリムスのツインガスランタン。二股に分かれる構造が特徴で、優しい光を放 ってくれる。テーブルに置くと、ちょっと優雅な雰囲気になる。 

Photo/Fumihiko Ikemoto, Chie Kushibiki Text/Keisuke Kimura


CAMP GEAR BOOK vol.8では、他にもギアホリックたちの、フェイバリットギアをたっぷり紹介!

ただいま絶賛発売中の別冊GO OUT「CAMP GEAR BOOK vol.8」では、松村さんをはじめとしたギアホリックたち32人のフェイバリットギアを、たっぷりご紹介。いつか究極の“ご自慢”と出会うべく、まずはこの選りすぐりのギアをチェックして審美眼を磨くべし。


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情報提供元: GO OUT
記事名:「 ギアホリックたちの、フェイバリットギア。#7(プロダクトデザイナー 松村力弥さん)