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バッグや小物のデザインを長年手がけてきた松村さん。 日々、都会で過ごしているからこそ、キャンプの時間は欠 かすことができない。「とにかく非日常を子どもに味わってもらえることが1番の醍醐味」だという。自身はカヤックなどのアクティビティも趣味で、キャンプ中はつねにバタバタ。
「焚き火を眺めながらゆっくり本を読む時間とかは、まったくないです」と笑って話す。ギアのセレクトについては、本質的なもの、オリジナルであること、構造や作り込みにこだわりが感じられるものを、好んで使用している。
本来の用途であるテントとしてはもちろん、スクリーンタープとして広い空間を作れるところが、村松さんのお気に入り。この面構えで超軽量というのも魅力的。鮮やかなイエローが芝生に映える。
天井の高さが快適な空間を作っているテント。強度も高く、悪天候でも安心。「シャングリラ8と組み合わせて、インナーテントで使っています。フライシートの絶妙なグリーンもお気に入り」。
「10年以上前に購入。当時は目新しい部類だったカマボコ型も、今では主流になりました。復刻版や後継モデルもありますが、このタンカラーと赤いガイラインの組み合わせこそが最高ですね」。
1缶で2口のコンロが使える、実用性の高いガスバーナー。高級感のあるステンレスとウッド、真鍮パーツの掛け合わせも雰囲気抜群 だ。「昨年、購入したギアのなかでも、1番のお気に入りです」。
シンプルなキャンバス生地の巾着型ポーチ。底面にはターポリンが使われていて、濡れることはなく、ペグを入れても貫通しないタフさが魅力。使い込むごとに柔らかくなる味のある素材。
サーマレストを手がけるカスケードデザイン社が、米軍へ供給していたスリーピングパッド。空気を抜くとコンパクトになり、収納にも便利。「米軍放出品で、安価だったのはラッキーでした」。
「ハンドメイドで作られているという点で、昨今の簡易的なキャンプギアとは一線を画している」と松村さん。分解すればコンパクト になり、組み立てにひと手間かかるところもくすぐられる点。
石と石の上に渡して、下にバーナーを置くことで、簡単にキッチンができあがるクッキングツール。持ち運ぶときはバックパックの背中に収納すると、支柱の役割にもなるという優れもの。
星空を眺めるために購入した、アウトドア用スウィングチェア。「ふわふわと浮いた感覚の中お酒を飲み、満天の星空を眺める時間がプライスレスなんです」。この見た目で収納も簡単なのが嬉しい。
1993年まで販売され、その後、廃盤となってしまったプリムスのツインガスランタン。二股に分かれる構造が特徴で、優しい光を放 ってくれる。テーブルに置くと、ちょっと優雅な雰囲気になる。
Photo/Fumihiko Ikemoto, Chie Kushibiki Text/Keisuke Kimura
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The post ギアホリックたちの、フェイバリットギア。#7(プロダクトデザイナー 松村力弥さん) first appeared on GO OUT.