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脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などの腰痛に悩む人におすすめの骨盤体操があります。この骨盤体操はお尻のアウターマッスルだけでなく、インナーマッスルをゆるめることで骨盤の歪みを改善。長引く腰痛を改善することができるのです。
体の深層にある筋肉であるインナーマッスルは、姿勢や骨格を整える働きがあります。インナーマッスルを含めた筋肉の働きが正しく行われているうちは、骨の配置は正しく保たれた状態。しかし、筋肉は日常のクセによってさまざまな影響を受けてしまいます。
そして、それらのクセが筋肉の偏った緊張を招いてしまい、結果として骨が正しい位置を保持できなくなるのです。これが体の歪み。この歪みが骨盤や股関節でおきているのが腰痛なのです。
つまり、骨盤や股関節まわりにある筋肉の緊張を取り除いて、骨盤や背骨の歪みを解消できれば腰痛は改善するということ。それに役立つのが骨盤体操なのです。
骨盤体操は仰向けに寝て行います。両手をお腹の上に置いたら、3回ほど深呼吸をしてください。両足は肩幅程度に開いておきます。
この体勢から、痛みがないほうの足のひざを立てたら、ひざを外側に軽く開いて、そのまま足をゆっくりと伸ばすのです。元の姿勢に戻ったら、反対の足も同じように開いて伸ばしてください。
次に、両手をお腹の上に置いたまま両ひざを立てたら深呼吸を3回します。次に、両手でひざを抱えたら、両足を前後にゆっくり10回ゆらすのです。
この一連の流れを3回繰り返します。起床ごと就寝前の1日2回行うと効果的です。なお、足を開いて伸ばすのは、大殿筋や中殿筋の緊張をやわらげるため。抱えたひざを揺らすのは、骨盤を支えるインナーマッスルである大腰筋と腸骨筋のゆるめるためです。
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