- 週間ランキング
腹腔内につく内臓脂肪は、ちょっとした空腹感でも減少する出入りの激しいもの。内臓脂肪はカロリー制限をすればすぐに減らすことが可能です。とはいえ、カロリー制限と聞くと満足に食べられないイメージ。しかし、カロリーを足し算でなく引き算で考えると、簡単に内臓脂肪を減らすことができます。
内臓脂肪を減らすための一般的なカロリー制限では、年齢や身長などから摂取カロリーを複雑な計算式で算出するのが一般的。しかし、この計算式には落とし穴があります。じつは基礎代謝量が考慮されていないのです。
基礎代謝量は個人差があるため、どうしても誤差が発生します。カロリー制限を守っていてもじつは摂りすぎになることも少なくありません。結果として内臓脂肪が思うように減らすことに失敗して、メタボから脱出できない人も多いのです。
そこで考案された内臓脂肪を減らすカロリー制限は、毎日の食事からどれだけ減らすかと考える逆転の発想をします。カロリーを足し算ではなく、ふだんの食事から引き算。これまでの食事の中から、何品かを低カロリーのものに置き換えるのです。
そして、内臓脂肪を減らすためのカロリーを計算するのが「体重方程式」。体重方程式は、女性なら「(体脂肪率-20)÷60×30×体重」です。男性なら「(体脂肪率-10)÷70×30×体重」となります。
体脂肪率25%で体重が53キロの女性なら「(25-20)÷60×30×53」となり、1日にダイエットするカロリーは132.5キロカロリーという計算。すなわち、毎日食べている食事から1日で132.5キロカロリー減らすようにするのです。
内臓脂肪を減らすための体重方程式によるカロリー制限は、月に2回ほどプラス1,000キロカロリー摂ってもOKな日を設定可能。体重方程式による制限は厳しめな設定なので、月2回たくさん食べても内臓脂肪を減らすことができるのです。
【関連リンク】
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋