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舌癌(ぜつがん)の症状は口内炎と見ためが似ており、発見しているのに放置しておくことも多い、とても危険。舌癌は、歯が欠けたままや詰め物が外れたままにしていたり、詰め物や被せ物があまり合っていないときによくおきます。舌癌の症状と口内炎を見分ける方法を紹介しましょう。
噛み合わせによって歯と舌の側面が擦れたりすると、その部分からできることが多いのが舌癌という病気です。高齢者の場合、合わない入れ歯が原因で舌癌になってしまうケースもあります。
舌癌の症状は早期に見つかれば、がんの周囲に一部組織をつけて切り取って縫い合わせるだけの簡単な手術で治療可能。がんが舌の深くまで進行している場合は、下の半分ほどを切り取って再建する手術になることもあります。
舌癌でたとえ舌を切ることになっても、腕やももからの移植で舌を再建することが可能。舌癌で舌を半分ほど切除した患者も、言葉に関してはほぼ問題なくしゃべれるようになっていました。
なお、口の中にできる癌は全般的には口腔癌という分類。舌にできる舌癌、ほほの粘膜にできる頬粘膜癌、歯肉癌、上顎癌などになります。このうち、6割を占めているのが舌癌です。
舌癌の症状と口内炎を見分ける方法には、まず期間があります。口内炎は2~3週間で消えますが、舌癌は2~3週間たっても消えません。場所が移るのなら大丈夫ですが、1か所にずっとなくならないというのが1つのポイントです。
また、自覚症状が口内炎と舌癌ではまったく違います。口内炎は食事中にしみますが、舌癌はしみません。また、口内炎は白いくぼみがある形状をしている一方、舌癌は白い部分と赤い部分があるのです。詳しく形状を説明すると、口内炎が白いできものであるのに対して、舌癌は赤くしこりのような厚みがあります。
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