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尿酸値が高いからプリン体の多い食べ物を控えている…そんな会話を耳にしたことは誰にもあるはず。しかし、プリン体の多い食べ物を控えても、尿酸値には大きな影響は与えられません。なぜならプリン体の多い食べ物の影響は全体の2割ほど。ほかの8割はまったく別のものが影響しているのでした。
尿酸値といえばプリン体。プリン体の多い食べ物ばかり食べていると、痛風になるとよく言われます。プリン体の多い食べ物は、具体的にはあん肝や白子、レバーやカキ、ビールにイワシ、イカ、エビ、ウニ、かつおなどです。
プリン体の多い食べ物としてよく名前が挙がるタラコやいくら、数の子などは意外とプリン体は高くありません。あん肝が100gあたりプリン体が400mgなのに対して、タラコは120mgほど、いくらや数の子は20mgほど。鶏卵はなんとゼロです。
とはいえ、プリン体の多い食べ物を控えても、尿酸値への影響はあまり高くありません。じつは高尿酸の原因は食べ物からの影響は全体の2割ほど。ほかの8割はまったく別のものが影響しているからです。
残りの8割のプリン体は、食べ物ではなく私たちの体の中の細胞から生まれています。じつは細胞1つ1つの中にプリン体は含まれているもの。プリン体はいわば、細胞のDNAの一部分なのです。
そして、古い細胞を新しい細胞に作り替える新陳代謝などで、プリン体は作られてしまいます。そのプリン体を材料として、肝臓がせっせと尿酸を作り出すというわけです。8割のプリン体は何もしなくても生み出されているのでした。
これがプリン体の多い食べ物を控えても、尿酸値には影響が薄いとされる理由です。プリン体はどんどん生み出され、それを材料として尿酸がどんどん作られます。このため、作り出された尿酸を効率よく排泄することに重点を置いたほうが、尿酸値を下げるには有効なのです。
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