肩こりの中でも肩甲骨の内側に痛みが出ると厄介です。肩の筋肉がこるのであれば直接マッサージできますが、肩甲骨の内側には手が届きません。電車の入り口付近の手すりに背中を押し当てて、こりをほぐしている人もいるでしょう。そんな肩甲骨の内側の肩こりは菱形筋の筋トレ解消できます。



菱形筋を筋トレすれば肩こりも治る


この肩甲骨の内側に出る肩こりは、菱形筋が絶えず伸ばされた緊張状態になっていることが原因です。菱形筋の血液の循環が悪くなり、筋肉に酸素と栄養が適切に運ばれなくなります。


その結果として、菱形筋に老廃物が蓄積されやすくなり、こりや痛みを感じるというわけです。すなわち、肩甲骨の内側で痛みが出ている場所は菱形筋。そもそもは、菱形筋の衰えが肩こりの原因になります。


ここで菱形筋は背骨と肩甲骨の内側を結んでいる筋肉。肩甲骨を内側に引き寄せる役割があります。菱形筋を筋トレすれば、伸ばされた状態が徐々に解消。肩甲骨の内側の肩こりも治るというわけです。


菱形筋の筋トレは肩甲骨の引き寄せ


菱形筋を鍛えるなら、肩甲骨を内側に引き寄せるローイング系の筋トレが効果的。ベンチに左ひざと左手を乗せて下向きとなり、右手でダンベルを持ち上げる筋トレメニューがよく知られています。


このメニューと同じ効果が得られるのが、机とバッグを利用した筋トレ。右手にカバンを持って、左手は机について体をやや前傾させます。この体勢から、肩甲骨をグッと引き寄せるようにしてカバンを持ち上げるのです。


菱形筋の筋トレはどうしても腕の力を使いがち。そこで、腕を引き上げるときはひじを曲げるのではなく、ひじを引くイメージを持つことが大切です。カバンの重さを調節して、左右20回を2セット行うようにしましょう。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 菱形筋を筋トレで肩甲骨の内側の痛みが解消する