- 週間ランキング
ホルモンとは、体内のさまざまな臓器が作り出している物質のこと。このホルモンが正常に分泌されることで体の調子が整えられ、私たちは健康な生活を送ることができているのです。ホルモンは加齢とともに分泌が減るのが通常。ところが、筋トレの効果でホルモン分泌は活性化できるのです。
よく聞くホルモンといえば、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモン。月経や妊娠、更年期など女性なら誰でも経験する人生の節目で、重要な役割を果たすホルモンです。加齢に伴って分泌が低下します。
加齢によって分泌が低下するホルモンには、大きく3つの種類があります。1つは、副腎から分泌される副腎ホルモンです。代表的な副腎ホルモンには、運動するときに血圧を上げるアドレナリンがあります。
2つめは成長ホルモンです。成長ホルモンは脳下垂体前葉から分泌されるもの。そして、3つめが性ホルモン。男性の場合はアンドロゲン、女性の場合はエストロゲンです。
そして、いま医学界ではこのホルモンに熱視線が送られています。専門家は「ホルモンを制する者は健康を制する」と断言するほど。じつはホルモンの分泌が低下すると、脂肪がつきやすくなったり、新陳代謝が悪くなるのです。
これはアドレナリンや成長ホルモンには脂肪の分解を促進する作用、成長ホルモンには細胞の増殖を促す作用、性ホルモンには骨や筋肉を強くする働きがあるため。そして、ホルモン分泌の活性化には筋トレが効果的なのです。
筋肉を良く動かすような運動をすると、成長ホルモンだけでなく、アドレナリンや性ホルモンの分泌も高まることが判明。筋肉を動かすトレーニングをすると、筋トレ効果でホルモン分泌が活性化して、老化による体の機能低下を抑えてくれるのです。
【関連リンク】
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋