メンタルを強くするなら腸内環境を改善すべし

メンタルを強くするなら腸内環境を改善するのが近道かもしれません。じつは腸内環境よさがメンタルの強さに影響することがわかってきたのです。緊張をほぐす働きのあるセロトニンの分泌量を決めているのは腸になります。メンタルを強くするには腸内環境の改善が効果的なのです。

メンタルを強くする腸内環境のよさ

アスリートはただ体を鍛えればよい成績を残せるというわけではありません。もう1つ、鍛えなければならない重要な要素があります。それは私たちにも身近な「メンタル」です。

緊張して学校のテストで頭が真っ白になったり、一生懸命に練習した結婚式のスピーチを本番の緊張で失敗したりといった経験は多かれ少なかれ、誰でも経験があるはず。練習してきたものをすべて発揮できるかはメンタル次第です。

じつは腸内環境のよさは、メンタルを強くすることにつながります。私たちが幸福や心の安らぎを感じるとき、脳で作用しているのがセロトニンという物質。セロトニンは自律神経を安定させて集中力を高め、緊張をほぐす働きがあります。

じつは、このセロトニンを作らせる量を腸内細菌が調整しているのです。セロトニンの分泌量を決めているのは腸なのでした。九州大学で行われたマウスを使った実験を見てみましょう。

腸内細菌を持つマウスと持たないマウスを用意。同じストレスを与えて観察したところ、腸内細菌を持つマウスはストレスホルモンの分泌量が少なく、ストレスを感じにくくなっていたのです。

ストレスが原因で下痢になることがありますが、この場合はその逆。腸内環境がよいと精神が安定するといえるのです。メンタルを強くするには、腸内環境を改善することが重要なのでした。

情報提供元：インナーマッスル