体脂肪を落とす理由は見ための改善にあると思っている人が多いでしょう。しかし、それよりも生活習慣病の引き金になることのほうがとても重要。増えすぎた体脂肪は害でしかありません。生活習慣病を招くメタボリックシンドロームの治療は、食事の改善と運動指導。ダイエットと同じなのです。



体脂肪を落とす理由は生活習慣病


体脂肪を落とす理由の多くは、見た目が悪いからというものでしょう。もちろん、その考え方は間違っていません。しかし、体脂肪を落とす理由は外見を損なうことをはるかに超えて、ときに生死に関わる大病を招くことにあります。


いわゆる生活習慣病の原因となるのは体脂肪の増加です。血圧が上がる、血糖値が上がる、血中の脂質に異常値が出る…といったことが、糖尿病や脳血管疾患、心筋梗塞などが引き起こされます。


その典型的な例がメタボリックシンドローム。メタボリックシンドロームはおへその高さでウエストを計測。男性で85cm以上、女性が85cm以上あるかで内臓脂肪型肥満かどうかを判定するのです。


体脂肪を落とすダイエットと同じ


メタボリックシンドロームによって、心血管性疾患のリスクが1.8になるというデータがあります。しかも、そんなメタボリックシンドロームがいま急増中。40~74歳の2人に1人が該当するのです。


そして、メタボリックシンドロームと診断されると、医師は血圧や血糖値の改善のために食事の改善や運動指導を行います。じつはこれ、基本的には体脂肪を落とすためのダイエットと同じ手法です。


すなわち、体脂肪を落とすことが生死に関わる問題であることの証拠といえます。とはいえ、体脂肪を落とすために食事制限だけを行うのはNG。筋トレによって体脂肪を落とすことが大切でしょう。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 体脂肪を落とす理由は見た目よりも生活習慣病