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どこぞの恋愛系サイトが「合コン中、男子が警戒してしまう女子からの質問」みたいな主旨の記事を配信していた。その「警戒してしまう質問」とは、
・ 勤め先は?
・ 出身校は?
・ お住まいは?
・ 女性の経験人数は?
・ 家族構成は?
……の5つであったが、当時、部屋着にしていたピンクのタンクトップ&半パンという林家ペーパースタイル・夏バージョンのまんま、急に呼ばれた合コンに代打で参加したこともあるこの私は、そんな風貌のせいか「勤め先」も「出身校」も「家族構成」も女子から質問されたことがない(「この格好で電車に乗ってきたのか?」って観点から「お住まい」はたまに質問されるw)。だが、婚活に関してもっと切実な、ひりひりとした雰囲気の合コンで、男子メンバーがすっきりしたスーツ君ばかりなら、こーいう質問もさり気なく、時には露骨に飛び交ったりもするのだろう。
で、前述した「5つ」のなか、私がもっともよく参加するたぐいの合コンで、もっとも頻繁に出てくる、しかも唯一 “情報操作”が可能な質問が「女性の経験人数は?」であるわけだが、いったい「○人」と盛る、あるいは削る、もしくは正直に申告するのが正解なんだろう?
私の友人で恋愛系のコラムを専門とする、とある女性ライターは、
成人男性なら年齢の十の桁に「1〜2人」をプラスするのが理想
……といった、なかなかに明確な公式を提唱していた。20代だと「3〜4人」、30代だと「4〜5人」、40代だと「5〜6人」……なるほど。(風俗などを除外すれば)「遊びすぎでもなく経験不足でもなく、女性とそれなりにちゃんと長く付き合ったこともある男性」を “演出”するには、ちょうどいい按配の数字なのかもしれない。ただ、こんな質問が絶えない浮かれた場へと定期的に足を運ぶ50代の初老男の回答が「6〜7人」では、さすがに少なすぎな気もしなくはない……けど?
一度、私と同世代の某ファッションカメラマンが「150人…くらい?」と答えて、周囲の女子たちにドン引きされた現場に居合わせたことがある。たしかに「百人斬り」の瞬間的な数字のインパクトは半端じゃない。しかし、よくよく考えてみてほしい。仮に “初体験”が10代後半だったとすれば、 “喪失”から約40年で、150÷40=3.75──つまり、年に3〜4人のペースで “イタして”いれば十分に達成できる、じつはさほど無茶な人数でもないのだ。「モテ期の固め打ち」ってケースもあるわけだし……。
結論を申すと、「ナイショ」「ノーコメント」「数えたことない」……がまかり通らないなら、その手の “勿体付け”が「ウザい」と煙たがられるような空気だったら、妙な小細工などせず、素直な実数を挙げときゃいいのではないか? 万一、質問者女性と肌を合わせるハメにでもなったら最後、そこらへんの嘘はある程度バレてしまうのだから。「人数のわりには慣れてる?」「人数のわりにはイマイチ…」……と。
ところで、合コンについて語るのはいいけど、新型コロナショックへの警戒がまだ解けきっていない今のご時世……この “ノウハウ”を実戦に活かせるようになるのは、まだちょっと先の話……なんでしょうな?