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普段、とてもお世話になっているここcitrusが、「彼氏いるの?」とさんざん絡んだ挙げ句、とある一言で着地させてしまう男をディスる内容の記事を配信しており、とても興味深く拝読させていただいた。
その「とある一言」とは、ズバリ!
「今はまだ素敵な人に会ってないだけだよ」
某女性が自身のツイッターにアップしていた投稿より抜粋されたもので、その女性は某男性と、
「彼氏いるの?」「いないです」「ちゃんと出会うための活動してる?」「いや別に欲しくないので」「え!結婚願望は?」「ないです」「え、子ども欲しくない?」「あんまり」
……みたいな発展性に欠ける、不毛かつ熱量を微塵とも感じさせない、おざなりな会話を(たぶんバーだかレストランだかで?)交わしたのち、例の「一言」でトドメをさされ、憤怒──そして、その糾弾ツイートには「100億回のいいねを捧げたい」……ほか、多くの女性から称賛のフォローが届いている……んだとか。
たしかに、女性側が「余計なお世話」と激高してもしょうがない、「あまりに芸がなさすぎる」と断じざるを得ない、しょっぱいアドバイスではないか。謎の上から目線、根拠のない達観、なんの解決策も提案していない禅問答的な返答……こういう己のナルシズムを満たすだけの自己満足的な、しかも1ミリのヒネリも感じられない凡庸でマニュアライズなセリフを女性に向かって、淀みなく平気で発言できる男って、ホント頭が悪いと思う。百歩譲って、定年をとうの昔に迎え、70歳になってもず〜っと一人(ないし二人)の伴侶と半生を共にし続けているおじいちゃんならまだしも、だ。
では、「100億回のいいねを捧げたい」女性の皆さま……こういうのはどうだろう?
「彼氏いるの?」「いないです」……と来て、その次に男性側が
「じゃあ、とりあえずボクが○○ちゃんの彼氏に立候補しちゃおっかな…?」
……と、軽い告白をアドバルーンしてみるパターンである。恥ずかしながら、私はこの手をわりとよく使う。
「やだ〜! ゴメスさんたら…」
……と、冗談っぽく流されたら、それはそれで良し。また一から口説き直せばいい。多少、気まずい空気になることもあるけれど、まだまだ挽回可能な範囲だったりする。仮に万が一
「え! 私で大丈夫なんですか?」
……的なリアクションが返ってきたら、そのときはもう一気呵成の勢いで攻めまくる……。
そもそも、私は「この子と付き合ってみたい」と感じた女性でなければ、「彼氏いるの?」なんて質問は、絶対にしない。カノジョ対象じゃない女性に彼氏がいようとダンナがいようと不倫してようと、どーだっていい。そんなの知ったこっちゃあない。
さて。「100億回のいいねを捧げたい」女性の皆さま……こんな私のような男はいかがだろう?
「今はまだ素敵な人に会ってないだけだよ」の一言で会話を着地させてしまう頭の悪い男は、おっしゃるとおりに鬱陶しい。だがしかし「彼氏はいない」と宣言してしまったら最後、ダボハゼのごとく食らいついてくる男も(我ながら)なかなかに面倒臭いのではなかろうか。もちろんのこと、「鬱陶しさ」と「面倒臭さ」、どっちをチョイスするかは、アナタの自由……であるのだが(笑)?