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世界的に超メジャー級のゲーム『スーパーマリオブラザーズ』ですが、実は登場するキャラクターなどに、知られざる設定があることをご存知でしょうか? そこで今回は、そんな『マリオ』の“裏設定”を3つご紹介したいと思います!
■マリオの職業は?⇒配管工ではなく、最初は大工!
1993年のハリウッド映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のなかで、「配管工」という設定でマリオが登場していたことから、“マリオ=配管工”として記憶している方も多いかもしれません。しかし、マリオの職業は、最初は「大工」だったんだそうです。
なぜ大工なのか。ファミコンの処理能力の問題もあり、使える色が少ないといったグラフィック面での制限などがあったために、ドット絵でも表現しやすいルックスとして、マリオには帽子とオーバーオールが着せられたんだとか。
この時点で、まだマリオの職業は決まってなかったのですが、その姿を見たゲームの開発者が、「そんな恰好をしているのは大工さんだよなー」と思い、職業が「大工」に決められたそうです。この最初期の設定が“マリオ=大工”であったことは、生みの親である任天堂・宮本茂さんが言及しているんですよ。つまり、ルックス先行で、後付けの職業だったというわけですね!
■クリボーって何者?⇒キノコ王国の裏切り者!
マリオが初めて出会う敵キャラであるクリボー。“キング・オブ・ザコ”とも呼ばれるこの敵が、実は裏切り者であったことを存知でしょうか。
なんと、クリボーはピーチ姫などが住むキノコ王国の出身なんだそうです…! 『スーパーマリオブラザーズ』の説明書には、クリボーの紹介欄に「キノコ王国を裏切った悪いキノコ」と明記されているんですよね。…つまり、記事タイトルと矛盾していて恐縮ですが、裏設定でもなんでもなく、公式設定なのです!
余談ですが、キノコなのになんでクリボー(栗)と名付けられたのかというと、当初は黒いマッシュルームのようなキノコをイメージしてデザインされたそうですが、それを見たあるプログラマーが「栗だ!」と言ったため、「クリボー」になったんだとか。
■レンガ(ブロック)の正体は?⇒キノコ王国の住人!
マリオの足場にしたり、下からジャンプして壊したり、ときにはコインをゲットできたりするブロック(レンガ)。ステージのあちこちに配置されているあのブロックですが、キノコ王国の住人が、クッパの魔法によって姿を変えられてしまったものなのだとか…!
『スーパーマリオブラザーズ』の説明書には、クッパ一族の魔力により、キノコ一族のみんながレンガ、岩、つくしなどに姿を変えられてしまったと記されています…。要するに、これも裏設定ではなく公式設定!
なんの気なしに踏みつけたり壊したりしていたブロック(レンガ)…これからは、労わってあげましょう…!!