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最近は、渋谷でも新宿でも、真っ昼間から「パパ活アプリ」の宣伝トラックを見かけます。これがキッカケなのか、いま若い世代でビックリするぐらい「パパ活」が流行しているのです。
もともと「パパ活」とは、経済的支援を求める女性が、お金に余裕のある年上男性(パパ)を探す活動のこと。「パパを探す活動」略して「パパ活」です。最近では、女性がデートや食事の対価として、男性からお小遣いをもらう関係自体を「パパ活」と呼んでいます。新しい男女の関係として注目を集めていますが、ポイントは体の関係は「ナシ」という点です。ホントのところ、どうなのでしょうか?
今回はライターのミクニが、「パパ活」をしている女子やサービス提供者側から聞いた情報を元に、「パパ活」の内情についてお教えします。
■「アプリ経由のパパ活」は1対1 「ギャラ飲み」は大人数
パパになりたい男性が女子と出会う方法は大きく分けて2つ。ひとつは、マッチングアプリの利用、もうひとつは都内を中心に開催されている「ギャラ飲み」への参加です。
「パパ活」用マッチングアプリは誰でも簡単ダウンロードでき、身分を証明して月額登録すれば、あとは好みの女の子を検索してコンタクトすることが可能。値段交渉やデートの約束を取り付けるだけで「パパ」になれるのです。アプリの数もどんどん増えていますが、利用者が多いのは「パパ活」マッチングアプリの老舗「paters」。今年リリースしたばかりの「パパ活」マッチングアプリ「papatto」なども急伸しています。
アプリは、一人ひとりとマッチングしてメッセージのやり取りをするので、二人きりでデートできるのが特長。日程などを調整できるので自由度は高いですが、人によっては「マッチしづらい」「写真と全然違った」などの事故が起こることもあります。
そんなミスマッチを防げるのが「ギャラ飲み」です。「ギャラ飲み」とは、男性が参加女子に謝礼=ギャラを支払う飲み会のこと。モデルやタレント予備軍的なキレイな女子を集めるのに手っ取り早く、経営者などの富裕層が西麻布や六本木で接待に使ったのがはじまりと言われています。
ちなみに「ギャラ飲み」はいくつか開催団体があり、有名なのは接待にも使いやすい老舗ギャラ飲みサービス「ライオン」や、女の子一人ひとりに連絡の取れる「pato」など。これらもアプリをダウンロードして利用することができます。その他に、SNSのギャラ飲み有名人のLINEに登録することでも参加できるようです。
■「パパ活」とネーミングを変えても結局のところ…
かわいい子が集まりやすいのが「ギャラ飲み」です。自由なキャバクラ、といった雰囲気なので、女子力が高く、頭のいい子も多くいます。しかし、その分セックスまでは簡単にはたどり着けません。
それに比べてアプリ経由の「パパ活」は、単純な援交も数多くあるようです。例えば「ホテル代はパパ持ちで、1回2万」みたいなこともよくあります。
こうしたことから「ギャラ飲み」女子たちにはやましいことなく、「お金を稼いでいる」というある種のプライドのようなものがあるので、アプリ経由で体を売っているような「パパ活」女子を下に見ているのも興味深いです。一般的には同じカテゴリーで見られていますが……。
結局、このシステム自体は昔からよくある援助交際のようなもの。セックスありの関係なのか、ご飯に行くだけのあしながオジサンなのか、パパと女子の交渉次第ではいかようにもできます。単に「パパ活」というキャッチ―なワードに置き換えられただけというのが実情。いつか、何か大きい事件が起きるのではないかと心配する今日この頃です。