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昨今、ドライブマナーやモラルの欠如により、以前では考えられなかった自動車事故が増えてきている。では、マナーが良ければ事故は起きないのか?答えは…YES。
■最も運転マナーの良い島根県は交通事故発生率も全国最下位
JAFが2016年に発表したアンケート調査の中に、興味深いデータを見つけた。「住んでいる都道府県での交通マナー」をテーマにしたものだ。ユーザー自身が住んでいる都道府県でのドライブマナーについて回答したものである。
ここにある数字は、アンケート結果の全国平均になるが、信号のない道路での一時停止をしない、ウィンカーを出さずに車線変更をする車に対して苦々しく思っているドライバーがこんなにもいたとは少々驚きである。
■ドライブマナーが悪い都道府県の1位は?
以上の結果にはさらに続きがある。それは、「ドライブマナーの悪い都道府県」はどこか?というデータだ。正確には、自分の都道府県のドライブマナーについてどう思うか?という意味である。
「悪い」、「とても悪い」と回答した都道府県の1位は香川県で、2位徳島県で73.5%、3位茨城県で67.2%、4位沖縄県で64.0%、そして5位が福岡県59.3%である。もちろん、この数字は、あくまでのアンケート結果なので、回答者がどう思っているのか?が結果となって出ているに過ぎない。香川県のドライバーは正直?なのかもしれない。
マナーが「とても悪い」、「悪い」と回答した人の比率は下記のとおりだ(全国平均は、38.3%)。
■運転マナーの良い都道府県は、交通事故発生率も低い?
ここはとっても気になる結果が出ている。運転マナーが悪いと思う都道府県の最下位(つまり、マナーが良い)は島根県なわけだが島根県は、交通事故発生率も全国最下位という事実がある。他も、41位秋田、42位東京などでその傾向がみられる。マナーが良ければ交通事故も減るということなのだろう。
ちなみに、筆者は仕事やプライベートで様々な都道府県を訪れるが、いつも思うのは、「都会のドライバーは紳士的」ということ。特に平日の都会ドライバーは、車通勤は少なめで、営業車や輸送車などプロが運転しているケースが多い。混雑した都会の道を走るプロドライバーとしての自覚ができているんだろうなあ。自分のことだけではない、常に周囲の交通との調和を考えて運転しているように思う。運転が下手なのに、プライドだけは高いサンデードライバーのように「道を譲る=負け」みたいな、感覚は皆無だ。混んだ道路でも車線変更の意思表示をすれば、するっと入れてくれる。交通の流れをかき乱すことはない。
※情報は2017年11月1日現在のものです