「健康によい食品」は本当によい?
12月14日、科学ジャーナリストの松永和紀(まつながわき)氏による新刊『食品の「これ、買うべき?」がわかる本』が大和書房より発売された。四六判、208ページ、定価は1,870円(税込)である。

同氏は内閣府食品安全委員会委員(非常勤、リスクコミュニケーション担当)であり、既刊の著作には『ゲノム編集食品が変える食の未来』、『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』などがある。

新刊では、食品の安全性や環境影響などを専門に執筆や講演活動などを続ける同氏が「健康によい食品」は本当によいのか、「健康に悪い食品」は本当に悪いのか、サプリメントは本当に効くのかなどについて解説している。

サプリメントやセールストークのウソとホントなど
健康に関する情報があふれかえり、食についての情報も何が正しいのかわからなくなっている。根拠もないのに信じてしまっていることはないだろうか。たとえば「オーガニック食品は健康によい」「遺伝子組み換え食品は避けたほうがいい」という考えの根拠は何だろうか。

また、かつてタマネギに糖尿病を抑える効果があると話題になり、タマネギ料理のレシピ本が多数発売されたものの、効果が確認された物質をタマネギで摂ろうとすると、1日に50kgものタマネギを食べなくてはならない。健康への効果を考える時には、摂取量の概念も欠かせないはずだ。

さらに「えらい専門家が言ったから」や体験談ではなく科学的根拠(エビデンス)に基づき判断する必要がある。同書では消費者目線で、多くの人が気になる内容を多角的に提供。サプリメントやセールストークのウソとホントなど、身につけるべき「食品のリテラシー」の考え方が紹介されている。

(出典元の情報/画像より一部抜粋)
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※出典:報道用資料

情報提供元: 美容最新ニュース
記事名:「 もう情報に振り回されない『食品の「これ、買うべき?」がわかる本』