肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学
5月19日、食べものと体の関係について解説している新刊『本当に役立つ栄養学 肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学』が講談社のブルーバックスとして発売された。

著者は明治学院大学、東洋大学、工学院大学非常勤講師で、農学博士でもあるサイエンスライターの佐藤成美(さとうなるみ)氏。同書は256ページの新書判、定価は1,100円(税込)である。

誤解だらけの食べものと体の関係
日頃から、世間には食べものに対する誤解が多いと感じている佐藤成美氏。生物学や生化学を学んでいるはずの学生に対する講義でも、その認識に驚かされるという。健康を謳った健康食品が売れ、スーパーではメディアが「やせる」「冷え性に効く」と採り上げた食材が飛ぶように売れている。

食べものと体の関係については誤解が多く、たとえば、酵素を摂るとダイエットや健康にいいというのは誤解である。多くの人が食べものについて「体にいい」「体に悪い」だけで考えがちだが、食べものと体の関係を考える時には代謝についての知識が必要になる。

新刊では現時点でわかっている食の科学を解説し、栄養学的な面と、複雑な体の代謝のしくみを一般にもわかりやすく解説。読者に向けて、正しい情報の受け取り方ができるようにという著者の思いが込められた1冊となっている。

(画像はAmazon.co.jpより)


【参考】
※『本当に役立つ栄養学 肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学』(佐藤 成美):ブルーバックス - 講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000366363


情報提供元: 美容最新ニュース
記事名:「 酵素はダイエットや健康にいい?『本当に役立つ栄養学』