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ナポリの中心地を観光する場合は、平坦な道が多いので徒歩での移動が可能です。
ナポリ市内には、地下鉄やバス、丘の上にいくためのロープウェイがあります。
地下鉄は比較的新しく、モダンアートが楽しめることでも有名です。時刻表はなく掲示板にどのくらいで到着するか時間の目安が表示されています。
チケットは、事前に改札の前にある切符売り場「ビリエッテリア(Biglietteria)」で購入しましょう。クレジットカードが使用できない場所もあるので現金を用意しておくことを忘れずに。
ナポリには、世界遺産に登録されているエリアや歴史ある城、美しい広場、絶景が眺められるスポットなどが点在しています。ここでは、ナポリの定番スポットをご紹介します。
ナポリの歴史的中心部は、ユネスコの世界遺産に登録されている場所です。
旧市街を2つに分ける中心部の通りを「スパッカナポリ大通り(Spaccanapoli)」といいます。
周辺は活気があり観光名所が点在する場所となっているので、散策して街の雰囲気を楽しみましょう。
「サン・グレゴリオ・アルメーノ通り(Via San Gregorio Armeno)」には、ナポリの伝統工芸品「プレゼーピオ」(キリスト降誕の場面)を生み出す職人の工房が立ち並ぶ場所です。
ユネスコの世界遺産に指定されている周辺の通り沿いには、1470年頃のジェズ・ヌオーヴォ教会(Chiesa del Gesù Nuovo)や、大理石の彫刻「ベールに包まれたキリスト」で有名なサンセヴェーロ礼拝堂(Museo Cappella Sansevero)など、市内で最も有名な教会がいくつかあります。
サンタ・キアーラ修道院(Complesso Monumentale di Santa Chiara)は、賑やかな街から離れた静かな隠れ家です。ゴシック様式の修道院は1313年に設立されました。
見どころは、華やかな手描きのモチーフをタイルに描き装飾された絵のように美しい回廊庭園です。
筆者が訪れた際は、平日にもかかわらず中に入るために長い列ができていました。訪れる場合は余裕をもって行きましょう。
サンタ・キアーラ教会(Basilica Santa Chiara)内は、並ばずに入れるので立ち寄ってみてください。ゴシック建築の重厚感ある内部には、美しいステンドグラスの窓が並んでいます。
隣接されている美術館には、14世紀の美術品や工芸品の印象的なコレクションが収蔵されています。
王宮(Palazzo Reale di Napoli)とサン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会(Basilica di San Francesco di Paola)が隣接するプレビシート広場(Piazza del Plebiscito)は、ナポリで最も有名なランドマークです。
王宮は17世紀に建てられ当時はヨーロッパ最大の建物であり、現在でもイタリア最大の宮殿です。王宮内は美術館となっており、数多くの重要な芸術作品が所蔵されています。
プレビシート(Plebiscito)は住民投票という意味があり、1860年に国の統一につながる投票が行われたのがこの場所です。この広場の名前の由来となった歴史的な出来事があった場所でもあります。
王宮の向かいには、サン・フランチェスコ・ディ・パオラ教会(Basilica di San Francesco di Paola)が佇んでいます。古代ローマの神殿パンテオンを彷彿とさせるネオクラシックを代表する建物は、1800年代に建てられました。
絵葉書のように海に佇んでいるのは、橋でつながっている海岸のすぐ沖にある小島に佇む卵城(Castel dell'Ovo)。ナポリで最も写真に撮られる名所の一つで、サンタ・ルチア地区に位置しています。
ナポリにある最古の城としても知られ、卵城は何世紀にもわたる戦争や地震に耐えてきました。現在は、改修工事をしているので内部の見学はできませんが、橋を渡り外から眺めることができます。
基礎に魔法の卵を置き、この卵が割れていたら城は破壊されナポリも滅びる、と偉大な魔術師が未来の予言をした伝説から卵城という名前になったそうです。
サンテルモ城(Castel Sant'Elmo)は、ヴォメロの丘にある中世の要塞です。丘の上に佇むサンテルモ城は、ナポリの街を一望できる絶景スポットとして知られています。
アクセス方法は、街の中心地と繋がっているケーブルカーを利用すると便利です。急な道をケーブルカーで登り、下車してからサンテルモ城までは徒歩10分ほど。
高台に位置した要塞からは、遮るのもが何もなく、要塞を一周して360度の景色が堪能できます。城内には、空に浮かんでいるようなカフェも併設されているので、休憩がてらぜひ立ち寄ってみてください。
ナポリへ行ったら本格ナポリピッツァとスイーツ、ストリートフードを堪能しましょう。ここでは、おすすめグルメやショップをご紹介します。
ストリートフードにおすすめなのは、地中海のシーフードがたっぷり入ったフリット(フライ)です。紙のコーンに、フライされた小さなアンチョビやイカ、エビ、白身魚が入っています。
食べ歩き用に提供しているお店が多く、店舗に座席がないスポットが多いです。揚げたてアツアツのシーフードフライと一緒に街を散策しながら堪能してくださいね。
スフォリアテッレ・リッチャ(Sfogliatelle Riccia)は、貝のような形をしたパイ生地を何層にも重ねたスイーツです。パイ生地のパリっとした中には、リコッタチーズが含まれたクリームが入っています。
ナポリでは朝食に食べることが多いですが、午後のコーヒータイムにもおすすめです。
ナポリはナポリピッツァ発祥の地であるため、歴史的中心部に数多くあるランドマーク的なピッツェリア(ピザ屋)が多く点在しています。
最も有名なのは、日本にも店舗があるダ・ミケーレ(Da Michele)。
一日中どのタイミングで訪れても多くの人で賑わう場所です。
店舗の前は多くの人で溢れていますが、まずは番号が記載されているチケットをお店でもらいましょう。そしてお店の前に表示される電光掲示板に番号が表示されるまで待ちます。
番号が表示されたらチケットを渡して店舗の中へ。店内は、地元の雰囲気が漂いカジュアルな空間です。
おすすめは、ナポリを代表するマルゲリータ。ふわふわの生地にトマトソースとモッツァレラチーズ、バジル、アクセントにオリーブオイルがかけられシンプルですが忘れられない味の一つになるでしょう。
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今回は、筆者のイタリア人の夫と妹にナポリの街を案内してもらった内容をご紹介しました。ナポリは、歴史と文化が集まった場所で、美食も多くありイタリア人の中でも魅力的な街の一つでもあるのです。
ナポリへ行く機会があったらぜひ、地中海の美食と共にイタリアの歴史を紐解いてください。
https://www.veltra.com/jp/europe/italy/napoli/?sid=1554
余暇プランナー
欧米のライフスタイル・サステナビリティを発信しているフリーライターです。 ニューヨーク在住中にイタリア人と出会い、現在は拠点をミラノに移し夫と娘の3人暮らしをしています。趣味は、格安フライトやフェリーで行く月1回のヨーロッパ旅行。2歳の娘は、現在12カ国の旅行を経験し旅育にも力を入れています。トリリンガル子育て中です。 旅で経験した情報をお伝えしたいと思っています。
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