関西の中でも、明治時代に外国人居留地として栄えた歴史が現在まで残っているのが、神戸の特徴。

今回は、そんな神戸の中で異国情緒が漂うおすすめスポットを7つ紹介します。SNS映えすると観光客からの人気も高い神戸を訪れる際の参考として、ぜひ最後まで読んでみてください。

神戸で異国情緒のあるスポット

ドイツ人貿易商の屋敷だった「風見鶏の館」

風見鶏の館は、神戸北野異人館街におけるシンボル的な建物です。ドイツ人貿易商であったゴットフリート・トーマス氏が神戸に自邸を構える目的で建てられました。

赤茶色のレンガに覆われた1階部分と木骨をむき出しにした白壁の2階部分の外観 は、他の異人館にはない貴重なものです。尖塔の上には、現在の名前の由来となった風見鶏が立っています。内部の意匠は 全体的にドイツの伝統様式を取り入れつつ、アール・ヌーヴォーが感じられる仕上がり が特徴です。どの部屋も日本の家屋とはまた違う木のぬくもりが感じられ、応接間のシャンデリアや食堂の飾り戸棚など細部までこだわられたオシャレな空間が広がっています。

【基本情報】

  • 所在地:神戸市中央区北野町3-13-3
  • 営業時間:9:00〜18:00(最終入館17:45)
  • 休館日:6月、2月の第1火曜日
  • 入館料:大人500円、高校生以下無料

https://kobe-kazamidori.com/

4,000枚のスレートの外壁が特徴の「うろこの家・展望ギャラリー」

うろこの家は、神戸北野異人館街のエリアの中でも 見晴らしのいい高台 に建っている異人館です。明治時代後期の建てられた当初は外国人のための高級借家として居留地に建てられましたが、大正時代に現在の場所へと移築されたという歴史があります。

うろこの家の特徴は、 魚のうろこを思わせる形のスレートで覆われた外観 です。日本では、瓦や硯に使われる天然石でできており、約4,000枚あると言われています。内部では 西洋の名磁器やガラス工芸品が展示 されており、『マイセン』や『ロイヤル・コペンハーゲン』といった有名なブランドのお皿やカップ、人形などが見ごたえも抜群です。 サンルームからは神戸の港までの眺望 が楽しめ、かつての住人の暮らしがうかがえるスポットとなっています。

【基本情報】

  • 所在地:神戸市中央区北野町2丁目20-4
  • 入館料:大人(中学生以上)1,050円、小人(小学生)200円

https://kobe-ijinkan.net/uroko/

「1,000万ドルの夜景」が楽しめる「六甲ガーデンテラス」

六甲ガーデンテラスは、国内有数の眺望スポットの1つとして有名なスポット。六甲山の山頂付近に位置しており、レストランやショップも併設された展望複合施設です。

敷地内には 大阪方面まで見渡せる4つの展望スポット があります。特にヨーロッパの古い建物をイメージした 「見晴らしの塔」 は、 明石海峡から大阪方面までの大パノラマ が望めるスポットです。夜になると、ライトアップされた六甲ガーデンテラスも含めた美しい夜景が広がります。

また、絶景を楽しみながら4か所の飲食施設で料理も楽しめます。 六甲山名物のラム肉を使ったジンギスカン をはじめ、 ハンバーグやラーメンといった定番メニュー もあるため、ファミリーも安心のラインナップです。

【基本情報】

  • 所在地:神戸市灘区六甲山町五介山1877-9
  • 営業時間(春〜秋):9:30〜21:00
  • 営業時間(冬):9:30〜18:00
  • 休業日:無休
  • エリア入場料:無料

https://www.rokkosan.com/gt/

日本三大夜景の1つを楽しめる「掬星台」

掬星台(きくせいだい)は、函館と長崎と並ぶ 「日本三大夜景」 として知られる有名スポット。 「手を伸ばすと星が掬(すく)えそうなほど近くに美しい星空が見える場所」 であることから命名されました。

掬星台は標高700mの摩耶山の上に位置しており、 神戸市をはじめ大阪湾や淡路島、果ては紀伊半島や四国まで確認できる眺望 が広がり、神戸市民からも愛され続けている場所です。天の川がモチーフの 「摩耶★きらきら小径」 という約40mの遊歩道もあり、幻想的な世界を演出しています。

掬星台のロープウェー乗り場である「星の駅」の2階には、 「CAFE 702」 という軽食・喫茶のお店もおすすめです。窓際のカウンター席とテラス席から特等席で絶景が楽しめると人気を集めています。

【基本情報】

  • 所在地:神戸市灘区摩耶山町2-2
  • アクセス:まやビューライン「星の駅」下車すぐ

https://kobe-rokko.jp/nightview-3/

潮風の中を歩きたい「神戸ハーバーランド」

神戸の中心地からやや西側の海沿いにある神戸ハーバーランド。ショッピングやグルメ、アミューズメント施設などが集結した大型複合施設です。 赤い大観覧車や大きなクルーズ船 など、老若男女問わず楽しめる見どころで溢れています。

特に異国情緒が味わえるのは、 「煉瓦倉庫」と「ハーバーウォーク」 です。海沿いに2棟あるレンガ倉庫は1890年代に建造されたもので、現在はオシャレなレストランやショップが入った人気スポット。その横から伸びるハーバーウォークはガス燈とベンチが設置された木製の遊歩道で、 潮風を感じながら神戸港を眺められる散策スポット となっています。 夜には温かみのある昼白色でライトアップ されるため、静かに穏やかな時間を過ごしたい時にもおすすめです。

【神戸ハーバーランド総合インフォメーション・基本情報】

  • 所在地:神戸市中央区東川崎町1丁目
  • 営業時間:10:00〜19:00

https://harborland.co.jp/

1日中楽しめる「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」

道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢は、神戸市の北部にある フルーツと花をテーマにした道の駅 にもなっている公園。園内一面に70,000株の花が植えられ、フルーツ狩りや遊園地で遊べるのが魅力的です。

特に注目したいのが、園内の奥にある 「神戸ホテルフルーツフラワー」 の外観。コイが泳ぐ池付きの庭園からホテルへと向かう道のりが、まるでヨーロッパの宮殿を訪れたかのような気分が味わえます。 ホテル内の温泉は日帰り入浴もできる ので、休憩に立ち寄るのもおすすめです。

ゴーカートや猿まわし、パターゴルフ など、遊園地以外にも楽しめる場所があり、 神戸ワインや神戸産の食材・食品 も購入できます。大人から子どもまで1日中楽しめる観光スポットです。

【基本情報】

  • 所在地:兵庫県神戸市北区大沢町上大沢2150
  • 休園日:年中無休(施設ごとに定休日あり)
  • 入園料:無料

https://fruit-flowerpark.jp/

ロサンゼルスの高級住宅街を感じる「神戸三田プレミアム・アウトレット」

神戸三田プレミアム・アウトレットは、さまざまなジャンルで有名なブランドのショップやレストランなどが210店舗入った 関西最大級のショッピングモール 。開放感のあるプレミアムな大人の街を演出するために、 ロサンゼルスの高級住宅街であるパサディナがモデル にされています。日本国内なのに優雅なアメリカの旅行の気分でショッピングが楽しめるスポットです。

中央にあるフードギャラリーでは、 全国のご当地どんぶりや鉄板焼、有名店のステーキ などが味わえるのも魅力。 「イオンモール神戸北」とも直結 しているので、飽きることなく1日過ごせる広大なショッピングエリアと言えるでしょう。

【基本情報】

  • 所在地:兵庫県神戸市北区上津台7-3
  • 営業時間:10:00〜20:00(レストラン:11:00~21:00、カフェ:9:30~20:00)
  • 定休日:2月の第3木曜日

https://www.premiumoutlets.co.jp/kobesanda/

クラシカルな異国情緒を味わうなら神戸がおすすめ

神戸はさまざまな国の文化を受け入れてきた歴史から、街並みに異国の香りが漂う独特の魅力があります。時には神戸のご当地ブランドのお店を覗いてみたり、オシャレなカフェでスイーツを味わったりなど、街歩きの最中にもいろいろな過ごし方ができるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、自分らしい楽しみ方で神戸を満喫してみてください。

https://www.veltra.com/jp/japan/hyogo/ctg/169263:%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%83%BB%E5%85%AD%E7%94%B2%E3%83%BB%E6%9C%89%E9%A6%AC/?sid=1554

出典・参考


C.Wakisaka

余暇プランナー

1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。

【2023年 兵庫】異国情緒漂う!神戸のおすすめ観光スポット7選

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【2023年 兵庫】異国情緒漂う!神戸のおすすめ観光スポット7選