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こんにちは!エジプト カイロ在住ライターのMiruです。
エジプト旅行といえばピラミッドやスフィンクスがある首都カイロと、そのほかの遺跡が集まるエジプト南部のルクソール・アスワンを訪れる方がほとんどでしょう。しかし、エジプトには実はほかにもたくさんの観光名所があります。
今回は、エジプト旅行で行くべき都市とそこでできることをまとめました。首都カイロからの行き方と所要時間も紹介しますので、エジプト旅行に行く際どこを訪れるか参考にしてみてください。
エジプト旅行で絶対に外せないのが首都カイロ観光です。ギザの三大ピラミッドやスフィンクス、ハンハリーリ市場、モスク、博物館にてミイラや発掘物など見どころばかり。
カイロの次に訪れる観光客が多いであろう都市、エジプト南部の入り口にあたるルクソールです。飛行機で行く場合には日帰りツアーで行くことも可能ですが、ゆっくり回るには1泊することをおすすめします。
ルクソールには王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿、ルクソール神殿、カルナック神殿など多くの遺跡があり、 遺跡好きにはたまらない古き都市 です。また 気球 も有名で、乗るとエジプトの絶景が見られますよ。
アスワンはルクソールより更に南に進んだナイル川沿いにある都市です。レリーフ(壁画)が美しく評判の 「フィラエ神殿(イシス神殿)」がアスワン1番の見所 です。
アスワンへはカイロから直行便の飛行機がありますが、便数が少ないので日程が合わない場合は列車やバス、もしくは通過点のルクソールから列車、バス、またはナイル川クルーズという手もあります。
また、アスワン以南には昔から住む民族 「ヌビア」 の町と先住民たちの街があります。青を基調としたカラフルな壁画がズラリと並び、インスタ映えしそうな風景が見られます。中東感がなくなり、アフリカの雰囲気が一気に増しますよ。
エジプトの最南端都市が、アブシンベルです。アブシンベルはアスワンから 陸路で3時間 かかりますが、アブシンベルの観光スポットは残念ながら 「アブシンベル神殿」 のみです。しかし、これだけ時間をかけてでも訪れるべき神殿です。ルクソール神殿などと比べ物にならないくらい巨大な大岩窟のアブシンベル神殿は、目の前にするとその迫力に感動します。
自力で行くとなると方法はローカルバスのみで難しく、基本的にはアスワンからの 日帰りツアー を利用するのをおすすめします。渋滞や神殿内での混雑を避けるため 早朝出発のツアー がほとんどですが、ホテルまで送り迎えもしてくれるので安心です。
また、 ルクソール~アスワン~アブシンベルとエジプト南部を巡る「ナイル川クルーズ」 はエジプト南部で最もおすすめのツアーです。南部の移動が大変という方、滞在日数に余裕がある方は、優雅に船で揺られながら旅してみませんか。
アレキサンドリアはエジプト第二の都市で、地中海に面しています。海は綺麗ではないので海水浴には向きませんが、 要塞や図書館など有名観光名所 がいくつかあります。カイロから近いので 日帰り旅行も可能 です。電車は2022年より外国人は外国人料金となり高額になったので、 コストを抑えたい方はバスがおすすめ です。
*観光者向けに、安全な 「Go bus」 という会社がおすすめです。インターネットからチケット予約も可能です。
地中海沿いにありアレキサンドリアを西に進んだノースコーストは、きめ細かく真っ白な砂浜と青い海のコントラストが美しいリゾート地です。地中海沿いは南部に比べ涼しいので、真夏に訪れると暑すぎず丁度良いです。マリーナベイサンズに似たホテルもあり、お洒落な海沿いの街です。
ハルガダは紅海沿いリゾート地で、透明感あふれる海が見どころです。ダイビングやシュノーケリングにもおすすめで、空港もあるのでアクセスしやすいです。この後紹介する シナイ半島の紅海沿いに比べてカイロから近場 であるのがポイント。
ハルガダの隣にあり新しく発展したばかりのグーナは、 美しいブルーラグーンに人口島がいくつも浮いたお洒落なリゾート地 です。今どきのカフェや飲み屋が並んでいて 大人にぴったりな雰囲気 です。グーナはこぢんまりしていて現地では徒歩移動か、トゥクトゥクのみで移動できるのが楽です。ハルガダに比べてカイロより近いですが、 最新ラグジュアリーホテルが多く、宿泊費用は高め です。
川沿いや海沿いに続き、内部の砂漠地帯も観光地はあります。砂漠観光で一番人気であるのがバハレイヤです。黒砂漠や白砂漠と呼ばれるいくつもの砂漠と所々にオアシスが見られ、日本では見られない自然がつくった絶景は圧巻です。バハレイヤへは砂漠用の車が必要で自力ではいけないので、 現地ツアーを利用 してください。夜はホテル泊以外に 砂漠でのテント泊がおすすめ です。
バハレイヤより気軽に砂漠とオアシスが楽しめるのがファイユームです。こちらも現地ツアー利用がおすすめです。ファイユームでは人類が誕生する以前の 化石 がたくさん見つかっており、それらを展示した博物館な ど歴史的観光地もあります 。
シワはリビアの国境すぐそこにあるエジプト最西端の街です。シワには ベルベル人 と呼ばれる北アフリカ系先住民が住んでおり、中東感あるカイロとはまた違った独特の言語と文化をもちます。また、シワの見所は 塩湖 で、透明感ある深めの塩湖が砂漠にいくつもあります。入ると身体が浮くのを楽しめますよ。アクセスは陸路のみかつ遠いので、地中海沿いの街に寄りながら向かうのもおすすめです。
またシナイ半島も紅海に面しており、ダハブは 最もローカルで安上がりなリゾート地 といわれています。 ダイビングライセンスの取得が世界一安い のでも有名なので、低コストでダイビングの免許が欲しい方に一押しです。
シャルムエルシェイクはダハブの隣にあり同様にダイビングなど紅海が楽しめますが、 ダハブに比べて外国人向けで高級感があります 。また、空港があるのでアクセスしやすいのも魅力です。SNS映えする豪華なモスクやオリエンタルなカフェなどもあり、女性ウケも抜群です!
シナイ半島に行ったら、シナイ山登山もおすすめです。シナイ山の麓には歴史の深い 聖カトリーナ修道院 があり、訪問はかかせません。 金・日曜日は休館日 でツアーもないので日程には気を付けてください!
シナイ半島の内部は治安があまりよくなく、登山は深夜移動にもなり自力で向かうのはあまりおすすめできません。 ダハブ・シャルムエルシェイクより現地ツアーを利用 するのが良いでしょう。
今回はエジプト旅行で行くべき都市とそこでできること、そして首都カイロからの行き方と所要時間などをまとめて紹介しました。
魅力たっぷりのエジプト、せっかく訪れるならいろいろな都市を巡ってみてはいかがでしょうか。
https://www.veltra.com/jp/africa/egypt/?sid=1554
余暇プランナー
エジプト在住歴3年半、本業はカイロオペラハウス所属のプロバレリーナ。大阪で生まれ育った関西人です。 ロシアやアメリカに留学経験もあり、国内外旅行好き。 海外生活での体験を活かし、観光やグルメなどの記事をメインに皆様に共有できればと思っております。 よろしくお願いいたします。
【エジプト】在住者直伝!行くべき都市14選~遺跡・リゾート・アウドドアまで~