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東京都品川区にある品川神社は、JR品川駅からも歩いて行けますが、京浜急行に乗れば新馬場駅北口から徒歩1分のところにあります。駅のすぐ前にあるため電車の中からも品川神社が見えますよ。
品川神社は平安時代末期の文治3年(1187)に源頼朝公が海上交通安全と祈願成就を祈られたことを創始としています。主祭神は天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)と宇賀之売命(うがのめのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)です。
現在のご利益としては金運アップで有名な神社ですが、その他にもこの神社には見どころがたくさんあります。
まずは入り口である鳥居から目を引きます。こんなに立派な龍が巻きついているのです!
このような鳥居を「双龍鳥居」や「昇龍降龍の鳥居」といいますが、東京三鳥居といわれている神社があり、品川神社以外の2か所は以下の通りです。
昇龍にさわるとご利益がある!と聞いていたので、挑戦しましたが、品川神社の龍はかなり高いところに位置していたため手が届きませんでした。しかし鳥居のこの迫力だけでも品川神社のただものではないパワーを感じさせます。
さて、53段の石段を登り始めると、中腹左側にまた鳥居があるのを見つけました。近寄ってのぞいてみたところどうやらここが富士塚である品川富士の入口のようです。さらに気になったのは「猿田彦神社」という文字!
祠の中心あたりにある丸い石にその名が掘られています。
猿田彦といえば、「古事記」や「日本書紀」に登場する神様で、「みちひらきの大神」といわれています。学業や仕事をいい方向へ導いてくれる、または旅の神様ともいわれ、一部では天狗説の原点とも考えられているようです。富士塚のアイテムの一つにも天狗が存在することから、ここにまた重要なつながりがあるのではないかと思えてしまいます。
品川富士は登拝ができる富士塚です。
この富士塚は現在品川区の指定有形民俗文化財となっております。明治2年(1869)から明治5年(1872)にかけて築造されました。毎年7月上旬に「品川丸嘉講」により山開きの神事が行われています。
富士塚の周りをかためていくかのように関連石碑や講碑があります。富士塚自体は高さが約15mもあり、かなり圧倒される黒い山です。本格的につくられた様相で、道幅も狭く急勾配なため、歩きやすい靴で注意深く登っていただくようお願いいたします。
ゆっくり登っても5分から10分ほどで頂上にたどりつきます。頂上からは京浜急行もみえて、見晴らしのいい風景が広がります。
この富士塚の頂上には祠がありません。他の富士塚では「奥宮」や「浅間神社」など書かれた立て札や石碑、祠などがあるのですが、ここでは下山したふもとに「浅間神社」が鎮座しています。そして、すぐそばにはカエルの石像が。富士(から)カエル→ぶじかえるというわけですね。
さて、品川神社はとにかく見どころがたくさんある神社です。ここでしか見られないものや体験してご利益をいただけるものなど見逃すことなく是非楽しんでくださいね。
このほかにも「宝物殿」には徳川家康が関ヶ原の戦いの際奉納した舞楽の面や神輿などがあり、貴重なお宝をみせていただくことができます。また、包丁塚や板垣退助の墓も是非ともチェックしていただきたい見どころスポットです。
そして今回品川神社で一番おすすめしたいのが金運パワースポットである「一粒萬倍(いちりゅうまんばい)の御神水」です。ちなみに「一粒萬倍日」という日があるのをご存知でしょうか。
一粒万倍日とは、日本の暦に古くからある吉日の一つで二十四節気(立春・夏至・立秋など)と、干支(甲・乙・丙・丁……と子・丑・寅……を組み合わせたもの)によって決められています。
一粒のイネから万倍もの数のお米が穫れることの言葉から「ものが莫大に増えること」を意味しています。また、この日に始めたことが大きな成果に結びつくと考えられ、一粒万倍日は「何かを始めるのに最適な日」ともいわれています。
https://kotonohaweb.net/koyomi/manbai-2024/
いくつも続く紅い鳥居をみただけでもそのご利益パワーが感じられワクワクしてまいります。まずは阿那稲荷社の上社にお詣りし、後下社へ。下社には本殿と石碑の稲荷社、社殿内には3つの小祠と一粒萬倍の泉があります。ここまでくると本殿とはまた違う雰囲気が漂っており、水があり、日陰になるせいか冷気まで感じるような気がします。
自分のお金をお財布から出して早速ここで清めます。小銭だけでなくお札を清めることも問題ありません。また、ご神水はいただけるとのこと。ペットボトルなどを持ってくるのもいいかもしれませんね。お店やおうちの四隅にまくといいのだそうです。ここで清めたお金は大事にお財布に入れたりなどして身に着けて持ち歩くことをおすすめします。
さて、品川神社からそんなに遠くないところにある、 同じく龍の像がみられるという荏原神社へ むかいます。
主祭神は・高龗神(たかおかみのかみ)・天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)・豊受姫之神(とようけひめのかみ)・須佐男之尊(すさのおのみこと)・手力雄之尊(たぢからおのみこと)。さらに興味深いのは末社に祀られている神様の中に木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)という浅間神社の女神様がいらっしゃること。富士山の祭神は「浅間大神(あさまのおおかみ)」と「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」であることから、荏原神社は富士山パワーも秘めていると考えられるのかもしれません。また、ここでは東海七福神めぐりの恵比寿様も祀っておられます。
さてお目当ての龍はというと・・・
屋根の上から覗き込むようにこちらを見下ろしています。思ってもみなかった配置と迫力に驚きました。
品川の龍神様として源氏、徳川氏、上杉氏等多くの武家の信仰をうけて現在に至っているといいます。また、当社に祈願すれば叶わぬことはないといわれ、勝運、学問、商売繁盛、交通安全、病気平癒、家内安全、恋等に特別の御神徳があるとのこと。
「祈願すれば叶わぬことはない」とはなんとも頼もしきありがたいお言葉!
是非にとしっかりと祈願してまいりました。
https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/ebarajinja/
同じく品川区にあります白蛇様の神社「蛇窪神社」も金運のパワースポットとして是非ともお寄りいただきたい神社です。正式名は天祖神社。主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。
蛇窪と呼ばれた地に1323年創建されたと伝わる古社です。1322年現在の東京、埼玉の地一帯が大旱魃にみまわれ、龍神社に雨ごいの断食祈願をしたところ大雨が降り注ぎ大危機を逃れることができました。これに感謝して神社を勧請し現在の蛇窪神社の縁起とされています。
白蛇様と龍神様が祀られているなんて、最強のダブルパワーですね!これはかなり珍しいことなのだそうです。白蛇大神は良縁を授け、財運隆昌、病気平癒、心身清浄のご神徳があるといわれております。また、蛇窪龍神は巳が辰(身が立つ)といわれ、立身出世のご神徳があるのだとか。自分に家族にとあやかりたいことばかりです!
また、ここでは様々な体験が用意されていて、楽しみながらご利益をいただくことができます。
中でも気になった銭回し銭洗いのスポットを体験してみることにしました。
この神社の伝承を確認したところによると、もともとこの神社の社殿横の洗い場に白蛇が住んでいたとのこと。その洗い場がなくなり、やむをえず現在の戸越公園の池に移り住んでいた白蛇はある夜、土地の有力者の夢の中に現れ「もとの住み処に帰りたい」と懇願しました。そこで、宮司が池を掘り辨財天社を建立しました。
そのようないい伝えから、白蛇様が現在の戸越公園の池から元住んでおられた白蛇辨財天へ戻られた道を「白蛇様の戻り道」と名付け、その道を通っての参拝を開運参拝コースとして推奨しています。東急大井町線「戸越公園駅」からのお参りや、帰り道のコースにぜひともご利用ください。
新馬場駅から徒歩3分にあります、ベーグルのお店です。
2022年秋に開店されて以来毎日行列ができる人気店です。ニューヨークで味わったベーグルのおいしさと日本の食文化を交えて新しいおいしさに挑戦されています。ベーグルだけでなく食パン、バケッドなども販売していています。お好きなベーグルに具材を挟むサンドイッチの種類が様々にあり、マグロや豆腐?とびっくりするような具材もありますが、そのおいしさにまたびっくり!味も色合いも素敵でワクワクしてしまいます。
お店で仕込む自家培養酵母の味がこのお店の商品の秘訣。このお店の商品の味わい深いおいしさに目覚めたらきっと大ファンになってしまうことでしょう!
もともとパワーを感じる龍!さらに今年の干支になるのですから、辰にちなんだ神社で今年の開運を願ったら、よりパワーを授かりそうですよね!龍にちなんだ神社仏閣は皆様のご地域にもきっとあるはず!初詣の御祈願に是非訪れてみるのはいかがでしょうか。辰にまたがって大空高く舞い上がるかのような飛躍的な年になりますように!
出典・参考
- 蛇窪神社パンフレット
- ご近所富士山の「謎」有坂蓉子著
- しながわ観光協会
余暇プランナー
アイデアや感動に出会いたくて、東京の街をテクテクわくわく巡っております。 運を味方につけて願いを叶えたい!そんな想いから良縁やご利益を授かることができるパワースポットに興味をもちはじめました。大好きな富士塚には、富士山パワーを秘めた神秘的世界と人々の願いがこんな形になったなんて!というおもしろさを感じています。 知れば知るほど興味深いパワースポットの魅力をお伝えしていきます。
【東京】品川神社と蛇窪神社|龍様と蛇様に金運アップを祈願する!