冬が旬！美味しい長ねぎの簡単レシピ3選や選び方＆保存方法を紹介
11月～2月にかけて旬をむかえる長ねぎ。生のままはもちろん、シャキシャキに炒めたりやわらかく煮込んで食べたりと、そのバリエーションは野菜のなかでもトップクラス！和風、洋風、中華と選ばず使える万能食材です。
長持ちさせる保存方法や簡単レシピなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
長ねぎの基本情報
中国で生まれた長ねぎが日本に伝わったのは奈良時代以前。平安時代に入ると一般的にも栽培されるようになりました。このようにねぎは、日本人にとって昔から食べてられているなじみ深い味です。
ねぎには大きく分けて「根深ねぎ」と「葉ねぎ」があります。
根深ねぎ
白い部分が長く太いのが特徴で、加熱すると甘みが出るため鍋物、煮物、炒め物などに使われることが多いです。
主に東日本で多く出回っており、代表的な種類として下仁田ねぎ、深谷ねぎなどがあります。
葉ねぎ
緑色の部分が細長く、葉先まで食べられることが特徴で、主に薬味として使用されることが多いですが火を通しても美味しく食べられます。西日本で多く作られ、万能ねぎや九条ねぎなどがその仲間です。
長ねぎの効果効能
血液サラサラ
ねぎの白い部分に含まれる辛み成分「硫化アリル」が血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにする効果が期待できます。
さらに血中コレステロール値を下げ、動脈硬化などの予防にもおすすめです。
風邪予防
ねぎの青い部分に含まれる「ビタミンC」はストレスから体を守ります。
これにより風邪予防が期待され、加えて体の酸化を防ぐことから老化や日焼け、しみの原因であるメラニン色素の生成を防いでくれる働きもあります。
生活習慣病予防
ねぎの緑色の部分には「β-カロテン」が豊富に含まれています。
強い抗酸化作用を持つことから動脈硬化など生活習慣病の予防が期待されます。「β-カロテン」は油と一緒に調理することで、より吸収が良くなります。
良い長ねぎの選び方
根深ねぎ
- 白い部分の巻きがしっかりとしている
- みずみずしく白と緑色がはっきりしている
- 葉先が新鮮
葉ねぎ
- 緑色が濃くてみずみずしい
- 葉がまっすぐに伸び、張りがある
- よく枝分かれしている
長持ちさせる保存方法
根深ねぎ
新聞紙かペーパータオルにくるんで冷暗所、または2～3等分に切ってラップにくるみ冷蔵庫で保存することで、約1週間は新鮮な状態を保つことができます。
冷凍保存する場合は、根本を切り落とし3等分の長さにしたものをラップでくるみ保存袋に入れます。使用する際は凍ったままの長ねぎをスライスし料理に使用します。スライスしたものも同様に冷凍保存が可能です。
保存が長期になると食感が悪くなってしまうため、3週間を目安に使い切りましょう。
葉ねぎ
根の部分を湿らせたペーパータオルでくるみ水分を保ちます。さらに全体を新聞紙でくるんで保存袋に入れ冷蔵庫で保存することで、こちらも1週間は新鮮な状態が保てます。
小口切りで冷凍保存をしておくと薬味や料理の飾りつけに使用する際とても便利です。小口切りにしたねぎの水分をふきとり、保存袋にならして冷凍します。パラパラの状態で冷凍されるため、使いたい分だけ取り出すことができますよ。
長ねぎを使った簡単美味しいレシピ3選
とろける食感と甘みの「焼きねぎマリネ」
根深ねぎを4cmほどの長さに切り、フライパンにオリーブオイルを引いて焼き目がつくまでグリルします。
水、塩こしょう、中華だしを入れ蓋をしてお好みのやわらかさになるまで火を通し、最後にレモンをしぼると中華風マリネの完成です！
温かいままでも美味しいですが、少し歯ごたえを残して冷やすのもおすすめです。ビールにも白ワインにもあうおつまみになりますよ。
シャキシャキ！簡単「ねぎだけ炒め」
根深ねぎを2～3mmの斜め切りにし、ごま油をひいたフライパンで焼き目がつくまで炒めます。強めの火力でさっと炒めるのがコツです。
味つけは醤油&みりんをお好みでどうぞ♪仕上げのかつお節をまぜて旨みをアップさせます。シャキシャキとした歯ごたえで軽く1本分食べられてしまいますよ。
ボリュームが欲しいときは豚バラ肉をプラスするのもおすすめ！レモンサワーやハイボールなどさっぱりとしたお酒と相性抜群です。
酢味噌&万能ねぎで「ぬた」
味噌2：酢1：砂糖1で酢味噌を作ります。万能ねぎは5cmほどの長さに切り、沸騰させたお湯でさっと湯通ししておきましょう。
酢味噌と水気を切ったねぎを和えればできあがり。仕上げに卵黄を落とすと、より一層まろやかさがアップします。キリっと冷えた日本酒とあわせてどうぞ♪
ねぎ好き必見！東京で食べたい人気ねぎ料理
ネギッチン negi negi（初台）
京王線初台駅から徒歩5分、ねぎ好きの店主がオープンしたカフェのように可愛らしい雰囲気のお店「ネギッチン negi negi」。店内の内装や小物などいたるところにねぎが出現する、ねぎマニアにはたまらないお店です。
看板メニューは「千寿葱の丸ごとロースト」。太さのある千寿葱はグリルすることで表面はシャキッと、中はトロトロの最強の焼き上がり！自家製味噌かシンプルに塩でいただきましょう。素材の香りや旨みが存分に楽しめる一品です。
海老がきのこを選べる「ネギージョ・バケット添え」は女性に大人気のメニュー♪ねぎの香りが移ったオイルがバゲットとよく合います。
料理だけでなくドリンクにもねぎを使用するこだわりっぷり！「ねぎちゅう」や「ネギレモチェッロ」などそのままねぎが刺さっている様子はインパクト大です。
https://negicchinneginegi.owst.jp/
葱や平吉 渋谷宇田川町店（渋谷）
渋谷センター街の裏路地にありながらも、落ちつきのある隠れ家的存在が人気の「葱や平吉 渋谷宇田川店」。ねぎを使った日本料理ならここ！と知る人ぞ知るお店です。
おすすめメニューの「葱まみれ肉盛り」は、鶏肉・豚バラ・牛タンからセレクト可能。肉の脂を吸ったシャキシャキのねぎがクセになる一品です。ねぎを満喫できる鍋メニューは「鶏葱鍋」や「鴨葱鍋」が人気で、たっぷりのねぎが食べれられます。旨みあふれた出汁で食べるしめの雑炊は絶品です！
ねぎ料理以外にも魚料理に定評のあるこちらのお店。焼酎、日本酒のラインナップも充実しているので寒い時期にみんなで飲みに行くにはもってこい♪ねぎ好きにはたまらない空間です。
https://www.instagram.com/negiya.heikichi/
和歌山ラーメンまる岡（亀有）
JR亀有駅から徒歩3分、和歌山の名店で修行をつんだ店主が手掛ける絶品ラーメンが人気の「和歌山ラーメンまる岡」。
豚骨醤油ベースの「厳選ネギラーメン」は国産豚骨のみを使用。2日間じっくり煮込んだスープはコクがありながらも後味すっきり！中太ストレート麺は研究を重ねたオリジナル商品で、つるつるとしたのど越しが濃厚スープとよく合います。
トッピングはトロトロの自家製チャーシューと、どんぶりを隠してしまうほど乗っている大量の九条ねぎ！厳選した契約農家から取り寄せるねぎは辛みがなくシャキシャキとした食感が新鮮さを表しています。
最後に残ったねぎをごはんにのせてねぎ丼にするのもおすすめ♪厳選ネギラーメンの虜になること間違いなしです。
https://www.instagram.com/maruoka425/?hl=ja
ねぎを食べて寒い冬を乗り越えよう！
美味しく食べながら健康にも良いねぎは冬の野菜の象徴！
調理方法を選ばないので常に冷蔵庫にストックしておくと便利ですね。旬のねぎをたっぷり食べて体をポカポカに保ちましょう♪
maruma-kana
余暇プランナー
東京都在住。ひとりでお酒を飲む時間が大好きです。最近では日本ワインの素晴らしさに魅かれ日々勉強中。 海外のナチュールワインも今後知識を増やしていきたい分野です。趣味の料理は超自己流ながらも毎日楽しい晩酌時間を過ごしています。 webライターの仕事を通して生活に役立つ情報や毎日が楽しくなる話題を発信していきたいと奮闘中です。