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大雪や台風、水不足などによって収穫量が大きく変わる野菜。旬の時季は比較的安価で手に入るイメージがありますが、生育状況によっては意外と高かったりすることも。今回は日々刻々と価格が変動する野菜の価格見通しを農林水産省のデータから解説します。
「そろそろ春キャベツの時季だなあ」なんて思ってスーパーを覗いてみたはずが、なぜか旬ではない野菜が安くなっている……なんてこと、ありますよね。野菜は天候などの影響で育ち方が変わるもの。
収穫量によって常に価格は変動していますが、実は農林水産省が野菜の価格について聞き取り調査をしているのはご存知でしたか?
東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、例年と比較した価格の見通しを毎月発表しているんです。
今回は令和4年4月分時点での野菜の価格動向について、発表されている資料からわかりやすく解説します。
令和4年度4月は、にんじん・ほうれんそうがお買い得に買える見込みです。
だいこんは寒さや干ばつの影響によって生育が遅れ気味でしたが、お天気が回復し気温が上がったことで順調に生育しています。にんじんは良好に生育中です。
はくさい・キャベツ・レタスは、気温の低下により生育が遅れ気味でしたが、3月はお天気に恵まれたことで順調に育っています。ほうれんそうはよく育っています。
ねぎは、気温の低下に伴う葉の枯れや生育不良に悩まされていたものの、3月の暖かさでしっかり育っています。
きゅうり・なす・ピーマンは、寒さや干ばつの影響で生育が遅れ気味でしたが、3月に入り天候が回復したことで順調に育っています。トマトは生育がうまく進まず、肥大が遅く、小さめになっています。
ばれいしょは生産地での干ばつの影響を受け、生育が遅れ気味。後続産地の長崎県では順調に大きく育っています。さといもは平年並みです。玉ねぎは干ばつの影響を受け、小玉傾向にあります。
令和4年4月に東京都中央卸売市場で扱うにんじんのうち、81%が徳島県産。主産地における生育が順調だったため、4月を通じて出荷数は平年をやや上回る見込みです。4月いっぱい、平年よりお買い得なお値段で購入できそうです。
<具沢山ミネストローネ>
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野菜をたっぷり使ったミネストローネ。冷蔵庫にある野菜を使って手軽に作ることができるので、節約レシピでもありますよ。バランスよく栄養を摂れるので、時間がない時の朝ご飯にもピッタリ!
令和4年4月に東京都中央卸売市場で扱うほうれんそうのうち、43%が茨城県産、36%が群馬県産です。主産地での生育は良好で、潤沢な出荷が見込まれます。4月を通して出荷数量が多くなり、お安く購入できそうです。
<かきとほうれん草のバタポンソテー>
かきとほうれん草のバタポンソテー
生がき(加熱用)、ほうれん草、薄力粉、○にんにくチューブ、○ポン酢、○しょうゆ、○みりん、○バター、オリーブオイル
調理時間:15分
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令和4年4月に東京都中央卸売市場で扱うたまねぎのうち、47%が佐賀県産、45%が北海道産です。主産地での干ばつの影響で、生育が遅れ小玉傾向です。4月を通して出荷数は平年を下回り、価格は平年より高くなりそうです。
その他、価格が平年並みに落ち着きそうな野菜は次の通りです。
・だいこん
・はくさい
・キャベツ
・ねぎ
・レタス
・きゅうり
・なす
・トマト
・ピーマン
・ばれいしょ
・さといも
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今月は、にんじん・ほうれんそうの2種類がお買い得になる見込みです。メインの一品にも付け合わせとしても、どれも使い勝手のよい野菜!お得な野菜を見つけたら、いつもと違うレシピに挑戦するチャンスです。毎日の食卓に、上手に取り入れてみてくださいね。