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年間を通して安定した価格で手に入りやすいエリンギは、炒め物、汁物、煮物などさまざまな料理に活躍します。メニューにあわせたエリンギの切り方を知っておけば、食感を活かしておいしく調理することができますよ。
今回の記事では、エリンギの下処理方法をはじめ、さまざまな切り方について、管理栄養士が写真付きで詳しく解説します。
エリンギは切り方によって食感が変わるため、メニューやお好みの食感にあわせて切り方を選びましょう。
繊維に沿うように切ったものはコリコリとした食感になります。
この場合は炒め物などの食感を楽しめるメニューに使うと良いでしょう。
繊維を断つように切るとやわらかな食感になり、噛み切りやすくなります。
やわらかい食感を楽しめる、煮物や焼き物といったメニューにすると良いでしょう。
まずはエリンギの石づきの取り方や洗い方など、下処理方法について解説します。
エリンギなどのきのこ類には「石づき」という硬い部分があり、調理する際は取り除くことで食べやすくなります。
エリンギの石づきを切り落とす際は、茶色い線を目安にします。
茶色い線のすぐ上あたりを切り落とせばOKです。
また、石づきがついていないものもあるため、硬い部分がないようであればそのまま使えます。
エリンギなどのきのこ類は、洗わずにそのまま調理できます。水洗いすることできのこ類の風味が飛んでしまうため、なるべく洗わずにそのまま使うのがおいしく調理するコツです。
汚れが気になる場合は、濡らしたキッチンペーパーなどで優しくふき取るようにすると良いでしょう。
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メニューにあわせたエリンギの切り方を写真付きで詳しく紹介します。
薄切りは炒め物や煮物に向いています。コリコリした歯ごたえを楽しめ、食べごたえのある切り方です。
エリンギは大きければ、長さが半分になるように切ります。
端から3〜5mm程度の厚さに切ります。
お好みに合わせて厚さを変えてください。
短冊切りは炒め物やスープなどに使えます。他の食材と大きさを合わせたいときや、パスタ料理などで麺と合わせたいときに便利です。コリコリとしたエリンギの食感を楽しめながらも、食べやすい切り方です。
エリンギは大きければ、長さが半分になるように切り、さらに縦半分に切ります。
横に寝かせ、繊維に沿って端から3〜5mm程度の厚さに切ります。
エリンギは加熱すると縮むため、少し大きめに切ると良いでしょう。
乱切りはカレーなどの煮物に向いています。火が通りにくい切り方ですので、炒め物にはあまり向きません。しっかりとした弾力のある歯ごたえで、エリンギの存在感を存分に楽しめます。
エリンギを横向きに置き、端から斜め45度に包丁を入れます。
エリンギを回して切った面を上にし、再び斜め45度に包丁を入れて切ります。
これを繰り返し、大きさを揃えて切ります。
形は揃えなくて良いですが、大きさを揃えると火の通りが均一になります。
斜め切りは炒め物や煮物に使えます。エリンギの存在感を楽しみながらも、乱切りより火が通りやすいため、さまざまな料理に使いやすい切り方です。
横向きに置き、端から5mm~1cm幅の斜め切りにします。
縦半分に切ってから斜めに切ってもOKです。
炒め物など火を早く通したい場合は薄めに切り、煮物の場合は厚めに切るなど厚みを変えてくださいね。
輪切りは炒め物やソテーなどに使え、エリンギが主役のメニューにぴったりの切り方です。繊維を断つように切るため食べやすく、厚く切るとホタテのような食感を楽しめます。
エリンギを横向きに置き、端から好みの厚さに切ります。
炒め物は5mm~1cm程度に、ソテーなどは2cm程度の厚めに切ると良いでしょう。
さいの目切りはスープや煮物に使えます。コロコロとした可愛い見た目で、食感も楽しめます。
エリンギのカサのすぐ下を切ります。
カサの部分を寝かせ、4~6等分に切ります。
残りの部分は縦に切り、さらに縦半分の棒状に切ります。
端から1cm幅に切ります。
お好みで大きさを変えてくださいね。
手で裂くと、炒め物やパスタ料理に使えます。手で裂くことで味がしみやすくなり、エリンギの食感も楽しめます。
カサの下あたりを持ち、縦に裂きます。
カサの部分が割れやすいので、丁寧に裂きましょう。
お好みの太さになるまで手で裂きます。
パスタ料理のときはやや細め、炒め物のときは太めに裂くと食感が良いでしょう。
今回の記事では、エリンギの下処理方法をはじめ、食感を楽しむためのさまざまな切り方をご紹介しました。
エリンギは切り方によって食感が変わり、色々な味わいを楽しめます。切り方のバリエーションを知って、エリンギをたくさん楽しんでくださいね。