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一般的にスーパーなどで購入したえのきには、賞味期限の記載がありません。しかし実際にはどのくらいの期間おいしく安全に食べられるのか、とても気になるところですよね。そこで今回は、えのきの賞味期限について解説します。また購入してから時間が経ってしまったえのきが安全に食べられるかどうかを判断する目安についても紹介するので、迷ったときにはぜひ参考にしてみてくださいね。
きのこや野菜などの生鮮食品には、賞味期限表示の義務がないとされています。そのため、市販されているえのきについても、パッケージに賞味期限が書いていない場合がほとんどです。
そもそも賞味期限とは、未開封の食品を正しい方法で保存した場合において、十分おいしく食べられる期限のことを指します。賞味期限については、法律によって表示しなければいけない食品と、表示しなくてもよい食品が決められています。
※参照:厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課 農林水産省消費・安全局表示・規格課「加工食品の表示に関する共通Q&A(第2集:消費期限又は賞味期限について)」
賞味期限が載っていないえのきだからといって、何ヶ月も日持ちするというわけではありません。保存法による賞味期限の違いを以下に紹介するので、ひとつの目安としてみてくださいね。
えのきは10度前後の涼しい環境での保存が適しているといわれています。そのため常温だと温度が高すぎてしまい、日持ちさせることが難しくなります。
えのきを購入したときは冷蔵保存や冷凍保存などを活用して、できるだけ長く新鮮な状態をキープしましょう。
上記に紹介したように、えのきの適切な保存温度は10度前後。家庭用冷蔵庫の野菜室は約3~9℃に設定されているため、えのきの保存場所にはピッタリです。冷蔵保存であれば、およそ1週間日持ちさせることができます。
1.えのきを袋から取り出し、キッチンペーパーで包む
石づきはカットしないで、そのままキッチンペーパーで包みましょう。えのきは水気に弱いため、キッチンペーパーで保存中に出てくる余分な水分を取り除きます。
2. ポリ袋に入れたら口を閉じ、根元を下にして立てた状態で野菜室へ
1週間では使い切れない、という場合には冷凍保存を活用しましょう。1ヶ月ほど日持ちさせることができます。
えのきを冷凍するときは、あらかじめ石づきを切り落とし、冷凍用保存袋にほぐし入れて保存します。冷凍保存の具体的な方法や、解凍方法などについては、以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。
えのきは冷凍保存でおいしさ長持ち!正しい保存方法と冷凍えのきを使ったおすすめレシピ
淡白な味わいで、きのこの中でも使い勝手のよいえのき。ついつい買いすぎてしまい、使い切れなかった経験はありませんか?食材のムダを防ぐためには、冷凍保存を活用するのがおすすめです。そこで今回は、えのきの正しい冷凍保存方法と、冷凍えのきを使ったおすすめレシピを紹介します。
えのきは干してから保存することもできます。水分が抜けたえのきはうまみがギュッと凝縮されるため、そのままスープや鍋の具材にしたり、10分ほど水で戻して炒め物や煮物などにしたりするのがおすすめです。
できた干しえのきは乾燥材と一緒に清潔な保存用袋などに入れ、冷蔵庫で保管します。冷凍保存の場合と同じように、1ヶ月程度を目安に食べきるようにしましょう。
1. 石づきをカットする
2. 小房に分けてザルやネットなどに並べ、天日干しする
3. たまに上下を返しながら、3日ほど干して乾燥させる
以下のような特徴のあるえのきは腐っているおそれがあるため、賞味期限にかかわらず食べるのは控えましょう。
・全体的に水っぽく、しなびている
・変色している
・カビが生えている
・変な臭いが生じ、ぬめりがある
もしも食べられるか迷ったときには、食べずに廃棄するのが安心です。万が一腐ったえのきを食べてしまい体調に異変が生じた場合には、すぐに医療機関を受診するようにしてください。
えのきは高温多湿な環境が苦手なため、常温保存は適しません。しかし、冷蔵庫や冷凍庫で保存したり、乾燥させてから保存したりすれば、1週間〜1ヶ月ほど日持ちさせることができます。保存したい期間や、下処理の負担なども考慮しながら、お好みの方法でえのきを上手に保存してみましょう。