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れんこんは1年を通して購入できる野菜ですが、旬の季節がいつかご存知ですか?この記事ではお正月料理にも大活躍するれんこんの旬と、おいしいれんこんを選ぶポイントなどについて解説します。
れんこんの旬は9月から12月です。
れんこんは断面に穴が開いている見た目が「先を見通す」という言葉を連想させるため、縁起のよい食材としてお正月料理に使われます。そのためスーパーなどでは年末が近づくにつれ、れんこんがたくさん並ぶようになります。
新れんこんは細くて白っぽい見た目とやわらかい歯ごたえ、あっさりとした味わいが特徴のれんこんです。通常のれんこんよりも早い時期に収穫され、6月から9月ごろに旬を迎えます。
通常のれんこんよりも水分が多くあまり日持ちはしないので、購入したら早めに食べきるようにしましょう。
国産のれんこんはおもに茨城県・徳島県・佐賀県で生産されています。それぞれの旬は以下の通りです。
全国的にみると出荷量は多くありませんが、上記のれんこんの他にも「岩国れんこん(山口県)」は10月から2月、「加賀れんこん(石川県)」は8月下旬から5月中旬が旬の時季です。
いずれのれんこんも秋から冬にかけて出荷のピークを迎えますが、栽培される地域によって旬に若干のズレがあります。さらに6月ごろにはどの地域でもれんこんの出荷量が少なくなるため、旬の時期と比較して価格が高くなります。
※参照:独立行政法人 農畜産業振興機構「野菜情報 - テーマ「今月の野菜」れんこん」,JAグループ「秋・冬の旬野菜 レンコン」
旬のれんこんは風味がよく、栄養満点です。また、旬の季節以外にもれんこんは1年中お店に並んでいます。たくさん陳列されているれんこんの中でもよりおいしいものを選ぶには、どんなポイントをチェックしたらよいでしょうか?いくつかの見極めるコツをご紹介します。
ふっくらとして厚いものはおいしいサインです。一方、細くてシュッとしているれんこんは、味がよくないおそれがあるので選ばないようにしましょう。
れんこんは通常真っ白ではなく褐色、もしくは黄色がかった色味をしています。表面に傷や色ムラがなく、きれいなものを選びましょう。ただし、茶色く変色したものは傷んでいる可能性があります。
カットした状態で売られている場合、切り口の様子を確認します。穴の大きさが均一なものほど味がよいとされ、切り口や穴の中が黒ずんでいるものは鮮度が落ちています。穴が同じくらいのサイズで、切り口から穴の中まで白いものを選びましょう。
※参照:大阪市中央卸売市場「れんこん」,JAグループ「秋・冬の旬野菜 レンコン」
最後に、旬のれんこんを味わうのにうってつけのレシピをご紹介します。
縁起のよいれんこんは、お正月料理に欠かせません。飾り切りをするのは普段であれば少し面倒ですが、そのひと手間が新年のお祝いにピッタリな見た目を演出します。有頭えびと一緒に煮ることで、お皿や重箱の豪華さが格段にアップしますよ。
えびとれんこんのうま煮
有頭えび、れんこん、○白だし、○酒、○砂糖、食用金粉(好みで)
調理時間:30分
れんこんは淡白な味わいで魚との相性も抜群!揚げたさばのふわふわな食感とれんこんのホクホク食感のコントラストが楽しめる一品です。
さばとれんこんの竜田揚げ
さば(3枚おろし)、れんこん、○しょうゆ、○酒、○しょうがチューブ、片栗粉、サラダ油、塩
調理時間:30分
れんこんを使った副菜の定番・きんぴられんこんも、豚肉を加えればボリュームのあるメイン料理に。辛さが苦手な方は唐辛子を抜いてもおいしくいただけます。
れんこんと豚バラのピリ辛炒め煮
れんこん、豚バラ肉(薄切り)、赤唐辛子、○しょうゆ、○みりん、○酒、○和風だしの素(顆粒)、ごま油、白いりごま
調理時間:20分
れんこんは秋から冬にかけてが本来の旬の時季。しかし早穫れの新れんこんは初夏から楽しめるうえ、全国各地のれんこんが季節を問わず流通しています。おいしいれんこんの選び方も参考にしながら、スーパーでれんこんを見かけたときにはぜひ手に取ってみてくださいね。