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大葉(シソ)がたくさん手に入ったとき、どのように保存したらいいのでしょうか?大葉は気付いたら冷蔵庫でしわしわになっていた……なんてこともあるので、できるだけ長持ちさせたいですよね。この記事では大葉の保存方法と、しわしわになってしまったときに復活させる方法について解説します。
大葉は傷みやすいため、常温ではなく冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
また大葉は乾燥が苦手なので、水分をできる限りキープさせるのが長持ちのコツです。さらに長持ちさせたいときは冷凍保存するようにしましょう。
大葉の保存方法を冷蔵と冷凍の場合に分けて解説します。
大葉は冷蔵保存する場合、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。低すぎる温度だと低温障害により葉の色が黒っぽくなってしまうことがあるため、冷蔵室より温度の高い野菜室で保存します。
冷蔵庫内は乾燥しやすいため、買ってきたそのままの状態で保存すると乾燥が進み、すぐにしわしわになってしまいます。以下の2つの方法だと、大葉がシャキッと長持ちしてくれますよ。
濡らしたキッチンペーパーで大葉を包んで、冷蔵庫の野菜室で保存します。日持ちの目安は5日~1週間ほどのため、その期間で使い切るならこの方法が簡単です。
1. キッチンペーパーを濡らして軽く絞り、重ねた状態の大葉をキッチンペーパーの中央に置きます。
2. キッチンペーパーを折りたたんで、大葉を包みます。
3. 密閉できる袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
大葉を使うたびか、2~3日に一度はキッチンペーパーを交換するようにしましょう。
大葉を1週間以上長持ちさせたいなら、茎の部分を水につけた状態で、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ビンやコップ、ヨーグルトの空き容器など、大葉が入る高さの容器を使います。
日持ちの目安は1~2週間ほど。大葉の様子を見ながら、黒っぽくなってきたら早めに使うようにしてください。
1. 大葉の茎の先をキッチンバサミで2mmほどカットします。
2. ビンなどの容器に1cmほど水を入れ、大葉を差し込みます。このとき、葉が水に触れてしまうと傷んでしまうため、茎の長さによって水の量を調整してください。
3. フタをするか、ぴったりとラップをした上に輪ゴムをして、密閉させます。
冷蔵庫の野菜室で立てて保存し、2~3日に一度は水を変えましょう。
さらに長持ちさせたいなら、冷凍保存も可能です。この場合は2~3週間ほどを目安に使い切ってください。
刻んだ状態で冷凍しておくとすぐに使え、冷凍したことによる食感の変化も気になりにくくなります。香りについては冷凍しても大きな変化はありません。
ただし、大葉は冷凍すると黒っぽく変色してしまいます。色味が気になる場合は、ハンバーグに混ぜ込んだり、ドレッシングの材料にしたりして使用するのがよいでしょう。
冷凍する場合は細切りにし、フタ付きの密閉容器などにふんわりとした状態で入れて凍らせます。こうすることで、使いたいときに使いたい分だけ取り出すことができますよ。変色していないようであれば、このまま料理のトッピングなどにも使えます。
大葉がしわしわになってしまったら、水に浸けることで簡単に復活させられます。
大葉が水を吸いやすいよう、茎の部分を2~3mmカットします。大葉を水に浸け、5~10分ほど様子を見て取り出してください。
水に浸ける前の大葉と、水に10分浸けた大葉を並べて比較してみます。
完全にはシャキッとしていませんが、水を吸ってパリっとし、緑も濃く復活しました。
ただし大葉の一部がどろどろになっていたり、反対に乾燥が進みすぎていたりするもの、嫌なニオイがして傷んでいる様子があるものは復活できません。そのような状態になる前に早めに使い切ってくださいね。
旬の時季などで大葉がたくさん手に入ったときは、正しく保存しながらも、さまざまなメニューで楽しみましょう。以下のレシピ3つは、一度に大葉をたくさん使うことができるのでおすすめですよ。
豚肉の青じそ炒め
豚こま切れ肉、青じそ、薄力粉、○しょうゆ、○酒、○みりん、サラダ油
調理時間:10分
鶏肉の青じそバーグ
鶏ひき肉、青じそ、○パン粉、○卵、○しょうがチューブ、○塩・こしょう、●ポン酢、●しょうゆ、●みりん、●酒、サラダ油
調理時間:15分
鶏むねと大葉のフライ
鶏むね肉、青じそ、○卵、○牛乳、○薄力粉、パン粉、塩・こしょう、ソース(好みで)、揚げ油
調理時間:20分
香りがよく、料理はもちろん、薬味としても活躍してくれる大葉。正しい保存方法を知って、無駄なく最後まで大葉を楽しみましょう。