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節約をしながらも、好きなものやこだわりたいものにはきちんとお金を使う節約上手さんって素敵ですよね。彼女たちは、お金の使い方の基準をどうすみ分けているのでしょうか。節約ブロガーのRukaさんに教えてもらいました。
節約をしながらも、好きなものやこだわりたいものにはきちんとお金を使う節約上手さんって素敵ですよね。彼女たちは、お金の使い方の基準をどうすみ分けているのでしょうか。そんな疑問に答える本連載。第4回は節約ブロガーのRukaさんが担当します。
【前回の連載】 第3回「【連載】節約達人のお金をかけるもの、かけないもの--第3回 未来への投資は妥協しない」を読む
夫、幼稚園児と小学生の兄弟と4人で暮らす、節約好きな転勤族妻のRukaです。これまで、「安さ」を基準に選んで失敗したことは数知れず。
最初から当たりな商品を選べる時もありますが、安さで選んで結局気に入らずに使わなくなったり、使い心地が悪かったり……。その反対で、安いものでも十分機能を果たすものがあるということもわかるようにもなりました。
主婦として家計管理を数年してみて、お金をかけるところと安く済ませるところがだんだんと定まってきて、長く使い続けたいものやお気に入りのものには少しお金をかけるようになりました。そんな私のHigh&Lowの基準を紹介します。
ポイントメイクは、プチプラアイテムを使っています。選ぶ際はレビューなどをよく読んで、良い評価が多いものを厳選。これらのメイク用品は数カ月~半年は持つので、ひと月当たりのポイントメイク代は1,000円もかかっていない計算になります。
また、低価格だから新しいカラーを気軽な気持ちで試せます。そんなところもプチプラアイテムを選ぶ理由です。
成長に伴い、子ども服はほとんどワンシーズンでサイズアウトしてしまいます。また、汚したり転んで穴をあけてしまうので、買い替えやすいよう安く抑えています。
発表会や結婚式など「ちょっといい服」を着せる機会がある時は、フリマアプリやリサイクルショップなどを利用して状態のいいものをできるだけ安く手に入れています。
使い捨てのものや定期的に買い替えるものにはお金をかけていません。使い捨てのお弁当のカップやおにぎりラップはもちろん、古くなったら取り換える箸やスポンジ、たくさん使うペン類などは、100円ショップやネット通販を大いに活用して安く買っています。
主婦になってから少しずつこだわりを持つようになったのが、醤油やみりん、酢、油といった調味料です。きっかけは子どものためにできるだけ添加物を抑えたものや、良い材料のものを使いたいという理由からでした。良い調味料を使ってみたら、合わせたり焼いたりしただけのシンプルな料理がとってもおいしくなるとわかり、今では欠かせないアイテムとなっています。
コンソメや中華だし・顆粒だしなども、少し割高になりますが保存料無添加のものを選んでいます。
かつては食器にこだわりはなく、100円ショップなどで低価格で購入したものや、実家から譲ってもらったものを使っていました。ですがある時、憧れの人のブログを見て北欧食器に魅せられてからは、少しずつ気に入った食器を集めるようになりました。
デザインや絵柄が好きな食器は、見ているだけで嬉しい気分にさせてくれます。食器に少しお金をかけることで、料理のモチベーションUPにも役立っていますし、節約料理も見栄えします。
家族は食器に無関心なので完全に自己満足ですが、料理をするのは私。使っていて気分がいいもの・使いやすいものにお金をかけることにしています。
前述のように、ポイントメイクは1,000円以下のプチプラコスメを使いますが、肌に直接触れるベースメイクアイテムは成分が優しいものを使いたいと考えています。そんな理由から、BBクリームやファンデーションは敏感肌でも使える少し良いものを使っています。
最近はBBクリームがお気に入り。朝忙しい時も、ワセリンを顔に薄くつけてからBBクリームを塗れば、ベースメイク完成! 紫外線もしっかりカットしてくれるから、肌の負担になりがちな日焼け止めを塗る手間も省けます。
足を冷やすと体調を壊しやすくなるので、冬はブーツが必須。やはりいい物だと温かさが全然違うため、ブーツはお金をかけて長く使えるものを選んでいます。それをしっかりお手入れしながら大切に使うようになりました。
以前1,000円以下の安いムートンブーツを履いたことがありますが、保温性がそこそこだった上、ワンシーズンも経たずにダメになったことがあります。高いものには高いなりの理由があるのだと改めて実感しました。
以上が、私がお金をかけるもの、かけないものでした。節約するなら安さも大切ですが、本当に欲しいものを我慢して「安い」という基準だけで選ぶのは、ジャンルによってはおすすめしません。自分自身の満足感を得られないだけでなく、気に入らないから使われないままになったり、結局買い替えたりして余計に高くついてしまいます。本当に必要なものやこだわりたいものには、思い切って奮発することも1つの節約と言えるのではないでしょうか。