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脂が少なく淡泊な味の鶏むね肉は、調理の仕方によってはかたくなりがち。下味のつけ方を工夫したり肉を叩いたりと、柔らかく食べる裏ワザは色々ありますが、一番簡単な方法は「切り方を工夫する」ことです。この記事では驚くほど柔らかな鶏むね肉料理が作れる、切り方のコツをご紹介します。
鶏もも肉などに比べて食感がかたくなりがちな鶏むね肉。
柔らかく調理する裏ワザは多数ありますが、どんな裏ワザにも共通するポイントが「肉の繊維」です。
肉がかたくなってしまうのは、加熱などの調理過程で繊維が収縮するため。これを防ぐために肉を叩いたり、繊維を壊すような調味料に漬けたりするのです。
同じ要領で繊維を短く切ってしまえば、肉が縮んでかたく締まるのを防げるというわけです。
鶏むね肉を買ってきたら、料理を始める前によく観察してみましょう。しっかり見てみると繊維の方向が分かるはず。鶏むね肉には以下のように繊維がはしっています。
鶏むね肉の繊維は一方向に流れていないため、繊維を断つように切るには少し工夫が必です。
実際に切る時は、鶏むね肉を3つのブロックに切り分けてから繊維を切ると良いでしょう。
上の写真のように切り分けてしまえば、各エリアは同じように繊維がはしっているので、繊維も切り分けやすくなります。
3つのブロックに分けたあと、用途に応じてひと口大や薄切りにします。繊維に対して直角に包丁を入れ、繊維を断つような方向に切りましょう。
ソテーや炒め物用に薄切りにする際は、包丁がまな板に対して斜めに入るようにそぎ切りしていけば、肉の面積を大きくとりながら、繊維を短く切ることができるのでオススメです。
特別な道具も食材も必要なく、知っていればすぐに試せる鶏むね肉を柔らかく調理するコツ。ぜひ試してみてくださいね。
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