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デザイン性とコスパにも優れ、かゆいところに手が届いたユニークな家電商品を数々展開しているシロカ株式会社。そんな同社が販売する「siroca 電気圧力鍋」は、マイコン制御による圧力鍋タイプの電気自動調理鍋。容量や機能の違いによって、8種類のラインナップから選ぶことができます。
中でも機能の"全部入り"と言えるのは、「SP-4D151」(2万1,400円前後)と「SP-D131」(1万7,000円前後)の2製品(価格はともに編集部調べで2019年1月28日現在の税込)。容量がそれぞれ2.6L(2~6人用)、1.3L(1~3人用)とサイズが異なる他、プリセットメニュー数が10個と8個という違いはありますが、どちらも圧力調理、無水調理、蒸し調理、炊飯、スロークッカー、温め直しの機能を持った"1台6役"の電気圧力鍋です。
基本は圧力鍋を電化した製品なので、時短の効果が高くなります。圧力鍋の面倒な火加減の調整をマイコン制御で自動で行ってくれるため、材料をセットした後はほったらかしでOK。調理中も鍋から離れられるため、自由な時間を生み出してくれます。
ただし、注意が必要なのはトータルでの調理時間。確かに、加圧時間は短くてすむものの、中が沸騰して加圧するまでの時間や減圧して蓋を開けることができるようになるまでの時間は含まれていません。そのため、メニューによっては、調理時間のスピードアップにならないことも。この点は、通常の圧力鍋と同じ考え方です。
反面、通常の加熱では1時間以上かかるような長時間に及ぶ煮込み料理などには、時短効果はてきめん。例えば角煮や大豆の水煮といった時間のかかるお理や下ごしらえには、大いにスピードアップとなる上、芯までしっかりと熱が通っておいしく仕上がります。
また、ユニークなのは、電気圧力鍋でありながら、水を使わず調理できる無水調理が行えること。スロー調理(スロークッカー)の機能もあり、沸騰手前の約85℃の温度を保ちながら食材を煮崩れさせずにやわらかく調理することができ、おでんなどの調理にも活躍できます。
調理終了後は、自動で最大1時間まで保温。温め機能もあるので、例えば朝セットして調理しておき、帰宅後に再加熱すれば温かい夕食が食べられます。2.6Lタイプなら一度に3合までの炊飯に対応し、最大12時間後までのタイマー設定が可能です。
「SP-4D151」には、無水カレー、カレー、肉じゃが、豚の角煮、いわし煮、ポトフ、白米、玄米、おかゆ、野菜の10パターンのプリセットメニューを搭載。その他、圧力時間を手動で設定した調理も可能。1秒~60秒までは1秒単位、1分~60分までは1分単位で細かく設定でき、日ごろから圧力鍋を駆使している上級者なら、より幅広く活用できます。
シロカの電気圧力鍋は、豊富なラインナップを取り揃え、予算や家族の人数に合わせて選びやすいことが魅力。1~2人暮らしの少人数世帯にもちょうどいいコンパクトな小さめサイズの製品もあり、収納場所にとらわれることなく、手軽に利用できます。
内鍋や内蓋といった各部品が軽量でシンプルな構造のため、扱いやすくお手入れがしやすいのもメリットです。時短用に既に圧力鍋を使っている人であれば、マイコンによる自動制御機能が加わっただけでも大いに手間の削減になり、スロークッカーとしての利用などいっそう活用の幅が広がると思います。