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お正月料理に欠かせない「黒豆」。自宅で手作りする人も多いメニューですが、しわが入ってしまい上手に仕上がらないというお悩みはありませんか。今回はふっくら・ツヤツヤの黒豆を作るコツと、「直火」「炊飯器」「圧力鍋」で作る3パターンの方法を紹介します。どの方法が自分にあっているか、参考にしてください。
黒豆を作る前に、ポイントをしっかり押さえておきましょう。意識したいのは以下の3つです。
続いて、3つの調理方法を紹介します。それぞれの作り方ごとに、「やわらかさ」「手軽さ」「味」を5点満点(満点は★5つ)で評価しているので合わせて参考にしてください。
なお、いずれのレシピも材料および分量は以下の内容で共通です。水の量は豆に対して約3倍が目安です。
黒豆(乾燥) 150g
A(砂糖 100〜150g(好みの甘さに調整する) / 醤油 大さじ1/2 / 塩 ひとつまみ / 水 500ml)
1. 黒豆はボウルなどに入れて軽く洗い、水気をよくきる。
※ゴシゴシ洗うと皮がむけやすくなるので、優しく洗うこと。
2. 鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、火を止めて冷ます。
3. 2に1の黒豆を入れて一晩つけ置く。
4. 3を火にかけ、煮立ったらアクを取る。落とし蓋をしてから鍋に蓋をし、弱火で1時間〜1時間30分ほど煮る。
5. 鍋蓋を取らずにそのまま置いて冷まし、味をなじませたら完成。
どの家庭にもある通常の鍋で作る方法は、煮る時間が長い分味がしみ込みやすいものの、調理に時間がかかってしまうのが難点。手順の特性上、空気に触れやすいためしわにもなりやすいです。今回は1時間30分ほど煮ましたが、時間があれば2~3時間程度煮ると柔らかさが増しますよ。
1. 黒豆はボウルなどに入れて軽く洗い、水気をよくきる。
2. 圧力鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、火を止めて冷ます。
3. 2に1の黒豆を入れて一晩つけ置く。
4. 圧力鍋に蓋をせず火にかけ、煮立ててアクを取り除く。
5. 落し蓋をしてから圧力鍋の蓋をして、弱めの中火で15分加圧する。
※落し蓋の素材は圧力鍋の注意書きをよく読んで選ぶ。また、豆類を圧力鍋で調理する場合、落し蓋がないと調理機器の不具合や事故につながりかねないため十分注意を。
6. 蓋を取らずにそのまま冷めるまで置いて冷まし、味をなじませたら完成。
たった15分の加熱時間で、ふっくらと仕上がり、やわらかさもばっちり。また圧力鍋の内部が密閉されているため黒豆にしわもできにくく、きれいな見た目になります。
1. 黒豆はボウルなどに入れて軽く洗い、水気をよくきる。
2. 鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、火を止めて冷ます。
3. 炊飯釜に2を入れ、1の黒豆も一緒に入れて一晩つけ置く。
4. 3を炊飯器にセットし、「おかゆモード」で炊飯する。
※おかゆモードがない場合、早炊きモードで炊いて40〜50分保温のまま置いておく。
5. 炊き上がったら炊飯器の「保温」を解除し、炊飯器を開けずに置いて冷ます。味がなじんだら完成。
※米の炊飯以外を禁止している炊飯器の場合は使用不可。取扱説明書をチェックしてから調理を。
炊飯器に入れてスイッチを押すだけと、なんとも簡単な作り方です。直火で加熱しないので空気に触れにくくほとんどしわはできません。ですが、煮汁で煮詰めないため他のレシピと比べて味のしみ込み具合は少し薄め。もし味をしっかりとしみ込ませたい場合は、炊飯器調理後に黒豆を鍋に移して鍋蓋をし、軽く煮詰めてください。
家庭にある調理機器に応じて、時短調理も可能な黒豆。ぜひお正月のおせちにお役立てくださいね。